桜
最初のお話は、『桜』
青木くんが薪さんに惚れるきっかけとなるお話。
きっと、春に書いたんだろうな、と自分でも思っていたら、なんと秋に書いていた。
そう・・・・・すでにわたしは最初から間違ってた。
コミックスを4巻まで買って読んだのは、アニメが始まる前だから、冬のことだった。
そのときは、事件そのものは面白いと思ったが、薪さんにそれほどの魅力を感じることもなかった。清水先生が描くひとにしては、地味だな。警察官だから、仕方ないか。髪型も普通だし、衣装も地味だし、なんて・・・。
我ながら、なんてオロカだったんだろう・・・・・・。
しかも、2007で薪さんが青木に、恋愛感情を抱いているらしきことを知ったとき。
同人誌じゃあるまいし、なんでこんなの本誌でやるわけ?こういうのは腐女子に任せて、事件に専念して欲しい、とまで思った。そういう世界から離れて、20年も過ごしてきたわたしには、そうとしか思えなかった。
あの直前まで、薪さんは雪子さんが好きなんだと思っていたし、目隠しの相手は女性だと思っていた。
2008年の7月にアニメで「来訪者」(コミックス1巻の話)を見て、「あれ?秘密ってこんなに面白かったっけ?」と思った。(貝沼役の声優さんが、とても上手だった。)
で、読み直したら・・・・・。
はまった!!
なんで!?
なんで最初に読んだとき、薪さんのこの美しさに気付かなかったの?こんなに健気で愛くるしいひとを、どうして見過ごしてしまってたの?
わたしの眼は節穴!?こころが枯れてたとしか思えない!
それからどんどんのめり込んで・・・・わたしは20年前の自分を取り戻した。
机に向かって何時間でも、小説を書き綴っていた自分を。夢中になって2次元人に愛を語っていた自分を。
卒業したと思っていた、いや、失われてしまったと思っていたのに、20のわたしはちゃんとわたしの中に残っていて。その事実に自分でもびっくりした。
書きたくてたまらなくなって、室長の災難を書いた。アニメの女装ネタを膨らました話だった。
そのときはそれ以上のものは書く気がなくて、書き終えた時点で『昔のわたし』は再び眠りにつくはずだった。
ところが。
5巻を読んで、これはちがう、と思った。
ちがう、ちがう。
薪さんも雪子さんも、青木も他の捜査員も、こうじゃない。
薪さんは雪子さんに罪悪感を抱いてて、だからこんな態度を取ったりしない。4巻のように、陰から見つめて、そっと気遣ってあげて、自分が泣いてもつらくても、青木と雪子さんの幸せを考えて行動するはず。
雪子さんは雪子さんで、鈴木さんのことを真剣に思っていたはず。鈴木さんの恋人だったけど、実は薪さんが好きだった、なんてことはない。
青木は!(こいつが一番、頭に来た)
青木は薪さんがあんなに哀しい顔をしてるのに、真っ直ぐに雪子さんに走りよったりしない!
薪さんが、どうして薪さんが、あそこまでつらい思いをしなきゃいけないの?
せっかく笑えるようになってきたのに・・・薪さんの幸せは何処にあるの・・・?
で。
しょうがないので、自分で書くことにした。
ここは、わたしの世界。
雪子さんは、薪さんの親友で、ふたりはとっても仲良し。
薪さんは鈴木さんが好きだったけど、雪子さんのことも大好き。だから、雪子さんには幸せになってほしいと願っている。
青木くんは、薪さんのことが大好き。
薪さんは、鈴木さんのことが忘れられないけれど、だんだんに青木くんに惹かれていく。
雪子さんは、そんなふたりを応援する。
わたしの脳内だけでも、幸せにしてあげるからね、薪さん。
青木くんが薪さんに惚れるきっかけとなるお話。
きっと、春に書いたんだろうな、と自分でも思っていたら、なんと秋に書いていた。
そう・・・・・すでにわたしは最初から間違ってた。
コミックスを4巻まで買って読んだのは、アニメが始まる前だから、冬のことだった。
そのときは、事件そのものは面白いと思ったが、薪さんにそれほどの魅力を感じることもなかった。清水先生が描くひとにしては、地味だな。警察官だから、仕方ないか。髪型も普通だし、衣装も地味だし、なんて・・・。
我ながら、なんてオロカだったんだろう・・・・・・。
しかも、2007で薪さんが青木に、恋愛感情を抱いているらしきことを知ったとき。
同人誌じゃあるまいし、なんでこんなの本誌でやるわけ?こういうのは腐女子に任せて、事件に専念して欲しい、とまで思った。そういう世界から離れて、20年も過ごしてきたわたしには、そうとしか思えなかった。
あの直前まで、薪さんは雪子さんが好きなんだと思っていたし、目隠しの相手は女性だと思っていた。
2008年の7月にアニメで「来訪者」(コミックス1巻の話)を見て、「あれ?秘密ってこんなに面白かったっけ?」と思った。(貝沼役の声優さんが、とても上手だった。)
で、読み直したら・・・・・。
はまった!!
なんで!?
なんで最初に読んだとき、薪さんのこの美しさに気付かなかったの?こんなに健気で愛くるしいひとを、どうして見過ごしてしまってたの?
わたしの眼は節穴!?こころが枯れてたとしか思えない!
それからどんどんのめり込んで・・・・わたしは20年前の自分を取り戻した。
机に向かって何時間でも、小説を書き綴っていた自分を。夢中になって2次元人に愛を語っていた自分を。
卒業したと思っていた、いや、失われてしまったと思っていたのに、20のわたしはちゃんとわたしの中に残っていて。その事実に自分でもびっくりした。
書きたくてたまらなくなって、室長の災難を書いた。アニメの女装ネタを膨らました話だった。
そのときはそれ以上のものは書く気がなくて、書き終えた時点で『昔のわたし』は再び眠りにつくはずだった。
ところが。
5巻を読んで、これはちがう、と思った。
ちがう、ちがう。
薪さんも雪子さんも、青木も他の捜査員も、こうじゃない。
薪さんは雪子さんに罪悪感を抱いてて、だからこんな態度を取ったりしない。4巻のように、陰から見つめて、そっと気遣ってあげて、自分が泣いてもつらくても、青木と雪子さんの幸せを考えて行動するはず。
雪子さんは雪子さんで、鈴木さんのことを真剣に思っていたはず。鈴木さんの恋人だったけど、実は薪さんが好きだった、なんてことはない。
青木は!(こいつが一番、頭に来た)
青木は薪さんがあんなに哀しい顔をしてるのに、真っ直ぐに雪子さんに走りよったりしない!
薪さんが、どうして薪さんが、あそこまでつらい思いをしなきゃいけないの?
せっかく笑えるようになってきたのに・・・薪さんの幸せは何処にあるの・・・?
で。
しょうがないので、自分で書くことにした。
ここは、わたしの世界。
雪子さんは、薪さんの親友で、ふたりはとっても仲良し。
薪さんは鈴木さんが好きだったけど、雪子さんのことも大好き。だから、雪子さんには幸せになってほしいと願っている。
青木くんは、薪さんのことが大好き。
薪さんは、鈴木さんのことが忘れられないけれど、だんだんに青木くんに惹かれていく。
雪子さんは、そんなふたりを応援する。
わたしの脳内だけでも、幸せにしてあげるからね、薪さん。
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