斜塔の頂(1)

 こんにちは。

 こちら、『トライアングル』で壊れてしまった二人の関係を修復する話になって、る、かなあ??
 一応、第3部の最終話です。

 よろしくお願いします。







斜塔の頂(1)








 斜めに傾いた塔の天辺で、彼はヤジロベエになってゆらゆらと揺れている。
 右手に黄昏色の珠、左手に暁色の珠。二つの重さは均等で、だから彼はバランスを保っている。
 
 片足立ちになった彼の下に、床は見えない。ひどく傾いだ建物の角に立っているので、見下ろせるのは遥か下方の地面だけだ。そこには気味の悪い虫がうようよしていて、彼はぞっと背筋が寒くなる。
 下を見ないように、何とか踏ん張ろうとするけれど、片足しかない彼には不安定に揺れることしかできない。

 こわい、誰か助けて、と思わず叫びたくなるのを、声に出したらその反動で落ちてしまうことを経験から知っている彼は、歯を食いしばって堪える。募る恐怖に、誰か誰か、と心の中で繰り返す彼の右手に持った黄昏色の珠が、彼を勇気付けるように暖かな光を宿す。
 光は次第に大きくなり、彼を包み込もうとする。懐かしい匂いと安寧が、その光には含まれている。

 すべてを預けたい衝動に駆られて、でも、それはしてはいけないことだ、と彼は自分に言い聞かせる。だけど、彼を包む光はどんどんその輝きを増し、さらには彼自身の中にその光と一体化したいという欲望が生まれて、彼の情動は自身にも抑えきれないものとなる。
 耐え切れず、彼は自分を誘惑する黄昏色の珠を投げ捨てる。自然、左の珠の重さに、彼の身体は大きく傾いた。

 あ、と微かな声を上げて、バランスを崩した彼は塔の天辺から落下する。
 耳の両脇を、ソニックブームのように風が通り過ぎる。怖いのに、恐ろしくて仕方ないのに、彼は両目を見開いている。

 彼の亜麻色の瞳に、地面が映る。

 おぞましい虫たちが、うじゃうじゃと蠢いている。長い触手と数え切れない鞭毛。長細い体の両脇に生えている十数本の短い足。百足のようなその生物が、上空から落ちてきたご馳走に気付いて、一斉に顔を上げた。
 刹那、彼は鋭い悲鳴を上げる。

 見渡す限り地面を埋め尽くしているその虫たちの顔は、彼の美しい顔にそっくりだった。




*****





「青木。ちょっと」
 ガイドブックを片手に自宅のパソコンの前に座っていた薪が、青木のほうを振り返った。はい、と応えを返してソファから腰を上げ、薪の背中からパソコンを覗き込む。画面には、馬に乗った若い女性が映っていた。どこかの牧場のホームページらしい。
「ここ、生まれたてのポニーがいるって。今度の週末、見に行かないか」

 薪は動物が大好きで、ただの友だちだった頃には、さんざん動物系のテーマパークに付き合わされた。動物園に水族館、サファリパークに牧場。サル山公園に行ったときには、青木の頭の上にサルが乗ってきて、大騒ぎになった。「親だと思われたんだろ」と薪は笑ったが、岡部じゃあるまいし。
 しかし、恋人同士になってからは、連れ立って出かけることはしなくなった。
 薪は、周りの人間に自分たちの関係を知られることを極端に怖れていて、デートどころか、職員食堂で隣に座ることさえ躊躇している。何もそこまで、と青木は思っているのだが、いくら誘っても首を縦に振ってくれないものだから、青木も最近は薪を外に連れ出すことを諦めかけていた。

 そんな薪からの誘いに、青木は有頂天になる。
 はいっ、と元気よく返事をしたら、薪に笑われた。気恥ずかしく思ったが、薪が笑ってくれればいいか、と考え直した。

「場所は栃木県ですか?  じゃあ、出発は7時で」
 朝が早いから土曜の夜のデートは無理だな、と心の隅で少しだけ残念に思う。それを表情に出したつもりはなかったが、薪は横目で青木の顔を見て、意地悪そうに笑った。
「おまえが何考えてるか、当ててみようか」
「なんですか」
「土曜の夜の分、今日させてもらえないかな、って」
 ……するどい。
「そんなに物欲しそうな顔してましたか?」
「してた」
「……すみません」
「謝ることじゃないだろ。したかったらすればいいじゃないか」
 あっさり許されて、青木は戸惑う。
「恋人なんだから」

 回転椅子を回して、薪は身体ごと青木の方に向き直った。自分から手を伸ばして青木の頭を抱き寄せ、くちびるを重ねてくる。
 薪が自分からこんなことをしてくれるなんて。踊りだしたいくらい嬉しい。
 青木はホクホクと舞い上がる。しかし、それは一時のことだった。

 寝室で自分から服を脱いでくれた薪のからだは、その積極さとは裏腹に、固い蕾のようだった。くちづければとろりと潤む亜麻色の瞳は、静かな湖面のように冷静なまま、青木の舌が首筋を這えば乱れるはずの吐息は穏やかに凪いで。下方に伸ばした青木の手の動きに、腰を浮かせることもしない。
「気乗りしませんか?」
「そんなことない」
 長い睫毛が、下方に伏せられる。その震えに彼の不安を悟って、青木は薪のからだをすっぽりと胸に抱きこむ。先を続けようと、青木の腰に伸ばされた小さな手を捕らえて、自分の背中に回す。薪は諦めたようにふっと息を吐くと、青木の背中を強い力で抱きしめてきた。
「寒くなりましたからね。こうやってくっついてるの、気持ちいいですね」
「……うん」

 実は、もう3ヶ月以上もこんな状態が続いている。
 恋人の変化の裏側を探って、青木は嫌な記憶に突き当たる。思い出したくもない記憶は、しかし青木の中にしっかりと根を下ろし、その剣のような枝葉の先端で、時折ちくちくと青木の心を刺し続ける。

 あの悪夢のような夏の夜から4ヶ月。
 以前と変わらぬように振舞っているが、どことなくギクシャクしている薪と、表面上は平穏な日々が続いている。
 青木の方だって、気にしていないと言えば嘘になる。恋人が、自分に抱かれながら他の誰かのことを思い浮かべていた、という事実は、そんなに簡単になかったことにできるものではない。
 いくら取り繕っても、何も知らなかった頃には戻れない。だから、青木にできることはひとつだけ。薪の憂いは見ない振り、だ。

 彼の不調は多分心因性によるもので、その理由は察しがつく。薪は多分、自分があの日のようになることを恐れているのだ。
 薪にとってはおそらく初めてだった理性を失うような快感に、思わず叫んでしまった昔の恋人の名前。それは、薪が自分と身体の関係を持ちながらも、今でも彼のことを愛しているのだ、と痛烈に知らされた瞬間だった。
 青木とて、あれを繰り返し聞きたくはない。何より、こんな薪は可哀相で。だから薪をベッドに誘う回数も減ってしまった。からだは繋げなくても、裸でじゃれ合うのはとても楽しかったのに。

「週末、楽しみですね。ポニー、かわいいでしょうね」
 ベッドの中ばかりが恋人の交流ではない。青木は薪の気を引き立てようと話題を転じたが、薪が興味を示しそうなその会話は、続けることができなかった。青木の腕の中で、薪はすでに寝息を立てていた。
「疲れてるのかな。それとも、睡眠不足かな」
 もしかしたら、いつかのように悪夢にうなされているのかもしれない。

 あの夏の日以来、薪は青木を自宅に泊らせなくなった。理由ははっきりとは言わないが、おそらく、無意識の自分を警戒しているのだ。
 眠っている間に、彼の名を呼んでしまったらどうしよう。
 現在の恋人に対する気遣いから派生している宿泊禁止の条例は、裏を返せば、今も昔の恋人の夢を見る、ということだ。

 青木はいつもするように、薪にパジャマと下着を着せてやり、首まですっぽりと毛布を被せた。あどけなさの残る寝顔に、そっとキスをする。
「おやすみなさい」
 どうか楽しい夢を、と願って、青木は薪のマンションを出て行った。




*****


 EDの薪さん書いてるのなんて、わたしだけだろうなあ。(笑)



*****



 この下は、お話には何の関係もない8月号を読んでの妄想です。
 考察じゃないです、ただの妄想です。
 
 
 

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斜塔の頂(2)

斜塔の頂(2)







 週末は快晴になった。
 これぞ秋晴れと自慢するかのように、太陽は誇らしげに輝き、どこまでも澄み切った空の青さが人々の心を浮き立たせた。
 
 休日の牧場は、家族連れが多く賑やかだ。周囲に溶け込めるように配慮して、薪の今日の服装は定番の少年ルック。背中に派手な柄の入った白いニットパーカーに、インナーは暗い緑色。色の褪せたジーパンにスニーカー、頭にはインナーに合わせたキャップ。胸にジャラジャラと鎖のアクセを3本も下げて、思い切り若者している。
 12歳も年下の恋人と釣り合いを取ろうと思ったら、多少無理してでも若く作らないと、と本音では思っていたりするのだが、他人から見たら確実に青木の方が年上に見えることを薪は知らない。

「いいお天気になって良かったですね」
「だろ? 来て良かったろ」
 薪が、秋晴れの空をまるで自分の手柄のように胸を張れば、青木は素直に「はい」と答えて、
「例え雨っぷりの牧場でも、薪さんと一緒なら楽しいでしょうけど」と付け加えた。
 その台詞を聞こえなかった振りでやり過ごしつつ、それでも頬が緩むのを押さえきれない自分と、そんな自分を見て目を細めている彼との間に温かいものが通うのを感じて、薪は嬉しくなる。
 こういうとき、女の子が相手なら手を握ったりするんだけどな、と薪は自分の思い付きが実行できないことを、少しだけ残念に思う。

 一定の距離を保ちながら隣を歩く男の視線が、ちらちらと自分に注がれるのを感じながら、薪は遊歩道に平行して設置されている順路の立て札や、牧場内の動物に関する薀蓄が書かれた表示板などを眺めている。
 ぴかぴかのお日さまがうれしくて、自分を包む恋人の視線はもっとうれしくて、薪のこころはどんどん元気になる。貴重な休日の朝に、5時起きして弁当作った甲斐があった。その苦心作は、青木の肩に掛けられたディパックの中に入っている。青木はすぐに中を見たがったが、それは食べるときのお楽しみだ。

 牧場は観光地らしく見学用に整備されていて、動物の種類別に木製の柵で囲った牧草地がいくつも点在している。柵の近くにはシンプルな自動販売機が置いてあって、お金を入れてボタンを押すと、白い袋が出てくる。
 家族連れの後に並び、青木はそれを二つ買うと、片方を薪に差し出した。こういうところでは必ずエサをやらなければ気がすまない薪の性質を、青木は心得ている。

「ずい分小さいヤギがいますね」
「まだ子供なんだろ」
 小さな白い袋には、粒状に固められた飼料と青菜の切れ端が入っている。自分の隣で手のひらにエサを載せ、柵の隙間から差し出す大男を見て、薪の頭に過去の記憶が自然に甦る。

 鈴木とも、よくこういう場所に遊びに来た。
 やさしい鈴木は体の小さい動物を見ると、彼に優先的にエサをやろうとした。でも、それは大抵叶わなかった。身体の大きなものが、彼を押しのけて前に出てきてしまうからだ。もともとトロいところがあった鈴木は、エサに飛びつくときだけは妙に素早い彼らの動きについていけず、思惑とは違った動物にエサを食べられてしまっていた。
 すると鈴木は、何とかして小ヤギに食べさせようと、もう1度エサを買いに行って……。

「ああっ、またこいつが食べちゃって! もう1つ、買ってきますね」
 青木が、かつての親友とまったく同じことをしている様子に、薪は思わず噴き出した。
「あははは! おまえって、本当に」
 鈴木に似てる、という言葉を、薪はすんでのところで止めた。

「薪さん?」
「飲み物買ってくる。ここで待ってろ」
 薪は身を翻すと同時に駆け出した。「オレが行きますよ」と背中にかかる青木の声に耳を塞ぎ、急いで彼から遠ざかる。
 目的のジューススタンドを通り過ぎて、薪はなおも走り続ける。ドキドキと脈打つ心臓が、いっそ破裂してしまえばいいのにと思うほど、自分が腹立たしい。

 牧場の端まで来て、薪は足を止めた。
 息を整えて顔を上げると、白い柵の中に羊がいた。観光客から与えられる餌を、無表情に食べている。
 羊は半月形の目をしている。その目が何となく気味悪い、と言って餌をやるのを躊躇っていた情けない男のことを、薪は無意識に思い出した。
 その思い出に、ほっと心が和むのに気付いて、また困惑する。

 羊を見る振りをして、薪はその場にうずくまった。膝を抱えて、自分の身体を抱きしめる。
「やっぱり、ダメか」

 何を見ても何を聞いても、僕はそこに鈴木との思い出を探してしまう。
 だって、僕は今までずっとそうして生きてきたんだから。新しい恋人ができたからって、急にそれを止めろと言われても無理だ。積み重ねてきた17年の慣習は、そう簡単に変わるものじゃない。

 思えば、最初から間違っていたのだ。
 鈴木を忘れる気はない、と言いながら、青木と付き合うなんて。だいたい、『努力してみる』という言い分がすでにおかしい。恋人って、努力してなるもんじゃないだろう。
 そもそも、一生忘れられない、忘れちゃいけない人がいるのに、他の人間の恋人になろうなんて……。
 いや。それすらも詭弁だ。
 忘れられないんじゃない、忘れちゃいけないって誰に強要されたわけでもない。僕が、鈴木のことを忘れたくないんだ。

 青木の恋人になる以上は、前の恋人のことは断ち切らなきゃいけない。それが最低限のルールだ。
 だけど。僕にはそれはできない。

 自分たちの明日を考えて、薪は柔らかい頭髪に手指を埋める。
 まるで、重心の偏った基礎を造ってしまった建物のように。
 スタート地点で測り違えた垂直は、最初はほんの僅かでも、階を重ねるごとにその斜角を増して、どんどん傾いていく。
 積み重ねた分だけ、ふれ合った数だけ、倒壊の危険性を増していく。互いの想いが大きいほどその頭部は重くなり、倒壊は避けられないものとなり、被害は拡大する。

 この辺で、終息させたほうがいいのかもしれない。
 日常にまで影響を及ぼすような、カタストロフィを迎える前に。今のうちなら、間に合うかも。

 でも……やっぱりあいつの手は放せない。
 まだ放したくない。そばにいて欲しい。僕のことを好きでいて欲しい。

「最低だ」
 僕は、最低だ。

 斜めの塔に天辺に立って、ゆらゆら揺れてるヤジロベエのように。どっちつかずの心を抱えて、右に左に傾きながら。
 誠実さを捧げることもできない不実な恋人で居続けることが、青木の貴重な時間をドブに捨てさせるに等しい行為だと分かっているのに、それでもしがみついているなんて。男のすることじゃない。

 最低だ、ともう一度口の中で繰り返して、薪は羊に負けない無表情の仮面を付けた。



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斜塔の頂(3)

斜塔の頂(3)









 右の肩から重いディパックを下げて、青木は遊歩道を走ってきた。薪の姿を見つけると嬉しそうに駆け寄ってきて、急に姿を消したことを詰るでもなく、にっこりと笑いかけた。

 薪を探して走り回ったらしく、息を弾ませて額に汗を浮かべている青木の姿に、軽いデジャビュを感じる。
 昔、彼もこうして、僕のことを汗だくになって探し回ってくれたことがあった――――。
 薪は慌てて、頭の中に浮かびそうになった映像を消去する。羊たちに視線を戻すふりで、頭を強く振った。
 ここにいるのは、青木だ。彼じゃない。

 青木は薪の隣に屈み、薪より遥かに高い目線で羊たちを見た。小首を傾げて困ったように微笑むと、何気ない口調で言った。
「羊って、ちょっと気味悪いですよね。黒目が横一直線でしょう? 気持ちが読めないっていうか」

 薪の頭の中に、懐かしい声が響く。一字一句違わず、自動的に再生される彼の言葉。
 ――――こいつらって怖いよな。黒目が横棒みたいでさ、何考えてるかわかんないよ。

「……なんでおまえって」
 彼の顔が、隣の男に重なる。
 違和感の無さに、驚愕する。顔も身体も仕草も声も、それは昔日の彼のまま。

「僕ばっかり悪いのか」
 薪は地面に向かって、ぼそりと呟いた。聞きとがめて、青木が訝しげに薪の顔を覗きこむ。
「薪さん?」
「僕だけが悪いのか!? おまえだって、わざとやってんじゃないのか。僕がっ」
 自分が何を言おうとしているのか、薪は知って愕然とした。これは、とんでもない言いがかりだ。

「ごめん。違うんだ」
 そう言うのが精一杯だった。逆ギレの理由を説明することはできなかった。青木は怒るでもなく、怒鳴られて凹むでもなく、のんびりした口調で呑気なことを言った。
「薪さん。お弁当食べましょ。おなか空いてイライラしてるんですよ、きっと」
 ―――――腹減ってるから感情的になるんだよ。食ってから考えようぜ、薪。

「いい加減にしてくれッ!!」
 周囲の客が飛びのくくらい大きな声で、薪は叫んだ。羊たちが一斉に踵を返し、柵の側から離れる。周りの客たちは迷惑そうな顔で薪のほうを見て、その目に不満を湛えながらも、青木の丁寧な謝罪に気を取り直し、再び羊たちに関心を戻した。

「あの……オレ、なにか悪いこと言いました?」
 青木は、神妙に頭を下げた。
「ごめんなさい」
 ちがう。
 違う、青木は悪くない。僕が勝手に青木が言ったことを鈴木の言葉に変換してるんだ。

「帰る」
「そうですね。お弁当食べたら、帰りましょうか」
「今すぐ帰る」
 薪はぶっきらぼうに言い放つと、青木の顔を見ずに立ち上がった。そのままざかざかと歩き始める。

「待ってくださいよ、薪さん」
 後ろから追いかけてくる青木が、何だかすごくうっとおしい。だけど、追いかけてこなかったら、多分もっと腹が立つ。
 何に対して腹が立つのか、自分でもわからなかった。だけど、このまま青木と一緒にいることは、耐え難い苦痛に思えた。

 どうしてこうなってしまうのだろう。あんなに楽しみにしてたのに。
 久しぶりのデートなのに。たくさんたくさん、青木と思い出を作ろうって決心したばかりなのに、僕は何をやってるんだろう。

 思い通りにならない自分の心に腹が立って腹が立って、殆ど泣き出しそうになりながら、それでも無表情を装って、薪は駐車場までの長い距離を歩いていった。





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斜塔の頂(4)

斜塔の頂(4)








 来るときと打って変わって、帰りの車の中は険悪な雰囲気だった。
 薪は仕事のときのように後部座席に陣取ってしまって、青木には鏡面の映像でしかその姿を見せてくれなかった。鏡の中の薪は、不機嫌そうに横を向いて窓の外をじっと見つめ、組んだ腕を苛立たしげに右手の人差し指で叩いていた。
 その横顔は、今にも怒りを爆発させそうでもあり、泣き出しそうでもあり。時折、ぎりっと奥歯を鳴らして、何かに耐えるようでもあった。

 黙ってハンドルを操りながら、青木はどの辺りで薪の機嫌を損ねてしまったのかを考えている。
 自分が発したどの言葉が、あるいは行動が、薪をこんなにも怒らせてしまったのか、青木にはさっぱり分からなかった。でも、きっと理由はあるはずだ。薪にあんな辛そうな顔をさせたくなかったら、思い出せ。

 薪がおかしくなったのは、ヤギにエサをやっていたときだ。
『おまえって、本当に』
 あの後、薪は何と言おうとしたのだろう。
「バカだな」「トロくさいやつ」「ヤギの方が利口だ」。
 みんな薪が言いそうな台詞だが、どれも違うような気がする。
 他にもいくつか罵倒の言葉が浮かぶが、正しいと思われる解答は見つからず、青木は心の中でため息を吐いた。
 相変わらず、薪の考えていることは全然わからない。いっそのこと、ストレートに訊いてしまおうか。

 赤信号で停車したとき、薪はそれまで組んでいた腕を解いて、左手で口元を覆った。鏡の中の薪が、気弱そうに眉尻を下げたのを見て、青木は自分の恋人が泣きたかったことを察した。察して、何も言えなくなった。
 このまま薪の家まで2時間あまり、青木はだんまりを決め込むことにした。この状態の薪に、何を言っても逆効果だ。

 薪が急にナーバスになるのは、九分九厘、鈴木のことだ。
 じりっとこころの奥が、焼け焦げるように痛む。まだあの傷跡は癒えていない。

 あのまま薪と別れるのはどうしても嫌だったから、薪の前では理解のある恋人を装ってみせたが、本当に薪が一生鈴木のことを好きでもいいと思っているわけではない。自分はそんなにできた人間じゃない。いつかは、自分のことを見て欲しいと、鈴木よりも誰よりも自分のことを一番に愛して欲しいと、強く願っている。
 でも、その利己的な気持ちが消えないうちは、薪が自分を愛してくれることはない、ということも薄々勘付いている。

 青木にも、理想の形は分かっている。
『薪の中にいる鈴木ごと、かれを愛すること』
 ……それが簡単にできれば苦労しない。
 死んだ人に嫉妬しても無駄なことなのに、こんな負の感情は薪を追い詰めるだけだと分かっているのに。己の未熟さに腹が立つ。

 それにしても、自分はこんなに嫉妬深い人間だっただろうか。前の恋人に付きまとわれている女性と付き合ったことも、見事に二股を掛けられた記憶もあるが、これほどまでに恋敵を憎んだことがあっただろうか。
 人を憎むなんて良くないことだと分かっているけれど、やっぱり薪のことだけは冷静になれない。死んでまでも薪の心を占有する彼が、憎くてたまらない。
 たまに、本当に極々稀に、青木は思ってしまうことがある。そして、ちらりとその考えが頭の隅を過ぎった瞬間に、激しく自分を嫌悪する。
 
 ――鈴木さんが死んでてくれて良かった。
 
 だって、彼が生きていたら、薪は絶対に自分のものにはならなかった。今の状態でさえ満足に愛してもらえないのに、この世に鈴木がいたら120%不可能だ。
 例え彼が雪子と結婚していても、野球チームが作れるくらい沢山の子供に恵まれたとしても。薪は鈴木のことだけを想って、それでも親友というポジションから外れることなく、自分の想いは胸に秘めたまま、彼のことを見つめていただろう。青木のことなんか、視界の端にも入れてもらえなかったに違いない。

 そう思うと、彼への嫉妬は大きくなる一方だ。
 青木がこんなことを考える醜い人間だと薪に知られたら、嫌われてしまう。だから薪の前では必死に平静を装っているけれど、本当はいつも嫉妬している。薪の部屋に飾られた写真の彼に。
 男を上げようと無理をして、「寝室以外の鈴木さんの写真はそのままにしておきましょう」なんて言わなきゃよかった。薪も薪だ。なにもあんなに嬉しそうな顔をしなくたって。そんなに鈴木の写真を見るのが楽しみなのだろうか。
 自分で言っておきながら勝手だけど、少しはこちらの気持ちも察して欲しい。薪がもともとそういうことに鈍いのは知っているが、死んだ人に使う気の半分くらい、現在の恋人に使ってくれたっていいのに。

 つらつらと考え事をしながら機械的に運転をしていた青木は、自分の身勝手な理論に驚いて、その思考から自分を引き剥がした。軽く頭を振って気持ちを切り替え、運転に集中しようと務めた。

 ルームミラーの恋人は、目を閉じて眠っているように見えた。




*****


 質問  どーしてうちの青木くんは、こんなに腹黒いんでしょう。
 答え  書いてるひとが腹黒いから。


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斜塔の頂(5)

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斜塔の頂(6)

 七夕ですね。
 去年は短冊に薪さんの幸せを祈ったんですけど、今年はお姉さん一家の無事を祈っちゃいましたよ。(--;








斜塔の頂(6)








「青木」
 名前を呼ばれて、青木は目を開けた。腕の力を抜いて、顎の下に収まった小さな頭が自分の胸から僅かに離れ、次いで彼のきれいな顔が上向けられるのに目を細めた。
 何ヶ月ぶりかの快楽に、湿って乱れた亜麻色の髪がとても愛おしい。先刻まで何度も何度も自分の名を呼んでいたくちびるが、微笑みの形を作って「ありがとう」と言った。

「最後に、ちゃんとできてよかった。いい思い出になった。ありがとう」
「はあ!?」
 青木は飛び上がるように起きて、ベッドから転がり落ちそうになった。セミダブルのベッドは、青木の身体には小さいのだ。

「なんでそんなにびっくりしてんだ。別れるんだろ、僕たち」
 なにがどうしてそういう結論に!?
 わからない、薪の思考回路は相変わらずサッパリ分からない。これは頭のデキが違うとかそういう問題ではなく、あああ! とにかく理解できない!
 
「なに言っちゃってんですか!?  そんなこと、できるわけないじゃないですか!」
 限りなく怒号に近い声で青木が喚くと、薪はいつものようにシーツにくるまり、ボソボソと反論した。
「だっておまえ、今、ただの上司と部下に戻ろうって」
「言ってないです!」
「……おまえ、もしかして健忘症?」
 いえ、薪さんが幻聴を聞いてるんだと思います。

「おまえが保証するって言ったんじゃないか。元の上司と部下に戻れますよって」
「上司と部下って、そこまで戻ってどうすんですか!? 戻りすぎでしょ、それ!」
 青木が叫ぶと薪は反射的に目をつぶり、キタナイなあ、とぼやきながら顔に飛んだ唾を手で拭いて、青木の胸になすりつけた。
 今の今までオレに身体中舐められてたでしょうが!

「じゃあ、何を止めようって言ったんだ?」
「鈴木さんのことですよ」
 緩みかけていた薪の表情が、瞬時に凍りついた。
 薪はポーカーフェイスが得意だが、それは予め計画されていたときのことだ。不測の事態には、とても弱い。

「だって、仕方ないでしょう? あなたが鈴木さんのことを好きだったのは事実だし、オレとセックスしながら鈴木さんの名前を呼んだのも事実なんですから。そこから逃げても、しょうがないでしょう。
 話し合って解決できるような問題じゃないことは分かってますけど、必要以上に気にするのは止めましょうって言ったんですよ」
 キツイ言い方だというのはわかっている。
 あの時、薪がどれだけ傷ついたか。それをまた口に出して再び彼を傷つけて、こんなのは思いやりのある人間のすることじゃない。

「あのですね、オレはたしかに鈴木さんに嫉妬してますけど、だからってあなたと別れたいなんて微塵も思いませんよ。まだ、半年じゃないですか。2年も片思いしてたのに、こんなんじゃモトが取れませんよ」
 ―――――オレは何にも気にしてませんから、あなたはご自分の好きなようになさってください。あなたがオレの側にいてくれたら、オレはそれだけで充分幸せなんです。
 そんな風に言ってやった方が、薪が喜ぶこともわかっているけれど。
 だけど、言いたいことも言わずにずっと言葉を飲み込んで、このままこのひとと一生やっていくなんて、自分にはできない。

 オレは天使じゃない。
 だけど悪魔にもなりきれないから、言った後ですぐ不安に駆られたりする。一番、救いようがないパターンだ。

 何だか薪を好きになってから、自分がどんどん嫌な人間になっていくような気がする。嫉妬深くて自分勝手で狭量で……こんな人間を好きになってくれる人がいるわけがない。
 薪が怒ったのも、そのせいかもしれない。あれからずっとギクシャクしてるのも、自分のフォローが足りないせいだ。先日のベッドも今日のデートも、薪はあんなに気を使って、あの夜の失敗を取り戻そうとしてくれていたのに。

「また、傷つけちゃうかもしれないぞ」
 不安そうに睫毛を震わせて、薪は顔を伏せたままだ。恋人の心無い言葉に、傷ついているのだ。
 そんな薪を見ると、やっぱり可哀相になってしまう。鈴木のことにしても、薪の場合は特別な別れ方をしたわけだし。青木には想像することしかできないが、3年経っても夢に見るほど、深い深い傷が薪の胸には刻まれてしまっていて、それを忘れろという方が無理だ、という薪側の言い分も理解できるのだ。

「薪さん、あの、ごめんなさい、ひどい言い方して。でも」
 薪は不意に顔を上げた。
 その瞳に憂いはなく、揺るぎない彼の決意が見て取れた。
「僕はもう、これ以上誰も傷つけたくない。だから誰とも……恋はしない」

 そう言いきった薪の亜麻色の瞳は、先刻の熱の名残もなく清冽にきらめいて、澄み切った今日の空のようだった。
 青木の胸が、ぎゅっと何かに掴まれたみたいに苦しくなった。
 これは、「誰とも恋はしない、おまえのことはこれからも好きにならない」と宣言されたことに対する痛みではない。
 これは―― 恋情だ。
 自分はこういう薪が好きなのだ、と改めて思い知った。

 青木は薪の小さな頬を両手で挟んで、そっとくちびるを合わせた。思わぬ青木の行動に眉を寄せた美貌に微笑んで、青木は余裕たっぷりに言い放った。
「関係ないです」
 そうだ、関係ない。
 薪がその気なら、これは恋愛じゃない。片恋だ。
 片思いに、相手の気持ちは関係ない。自分の気持ちに正直でいていいはずだ。

「言ったじゃないですか。あなたが誰を好きでも、一生あなたを好きでいます、って」
 青木は自分に残された最後の手段で、この局面を乗り切ることにした。思えば、青木はずっとこの手法を用いて薪の傍に居続けたのだ。何度振られても退けられても、決して諦めなかった。世間一般に、その状態を開き直りという。
 つまるところ、何を言われたって、どんな目に遭わされたって、自分は薪が好きなのだ。だから彼に愛されたいのだ。
 だって、相手はあの薪だから。

 この世の純粋なものだけを集めて作った結晶のようなひとに、愛されたいと願うなら。
 自分も、彼に負けない純粋さを手に入れるしかない。
 あれほどまでに鈴木を愛した彼に、愛されたいと願うなら。
 それ以上の激しさと強さで、彼を愛する以外にない。

 どちらも自分には決して手の届かないものかもしれないけれど、それでも精一杯手を伸ばしてみよう。
「だから、絶対にあなたとは別れません」
 恋人同士になって半年経って、また片思いに逆戻りなんて、これはある意味失恋なのだろうけど、気分は悪くない。返ってサバサバした。

 薪は何か言おうとしては止め、また口を開こうとしては閉じ、それを何度か繰り返してやっと諦めたらしい。こくんと頷いて、青木の一方的な告白を受け入れてくれた。
 それから青木の目をじっと見て、穏やかに言った。

「一回しか言わないから、よく聞いとけ」
 正直、あんまり聞きたくない。何度も経験しているから、薪の台詞は予想がつく。またどうせ、『僕が好きなのは鈴木だけだ』とか言われるのだ。

「僕の恋人は、おまえだけだ」

 …………わからない。
 薪の思考回路は、本当にわからない。これは、青木の頭が悪いとかではなく、というかそんなことはどうでもいい。
 認めてくれた。
 理由はよく分からないけれど、薪はとにかく自分を恋人だと認めてくれた。恋人というカテゴリの中にも色々あるのは知っているが、(セフレとかセフレとかセフレとか)自分の想いは一方通行ではない。それがとても嬉しい。

「薪さんっ」
「わっ、ちょっ、2回目は無理だって!」
 飼い主にじゃれ付く犬のように、めちゃくちゃにキスの雨を降らせたら、身の危険を感じた薪が真剣に抵抗してきた。
 心配しなくても、無理をさせたりしない。明日は平日だし。
「オレもダメみたいです。ガス欠です」
 本当に、お腹も空いている。3つの目覚まし時計は5時を指している。昼を抜いてしまっているから、10時間近く食べていないのだ。

「……昔さ。鈴木とも同じことあったぞ」
「え? そうなんですか」
「うん。色気より食い気だって言ってた」
「じゃあ、オレはがんばります」
 とりあえず、鈴木には負けたくない。

「いや、がんばらなくていいからっ!」
 しまった、という顔で焦りまくる薪がすごくかわいい。なんだか、本当にしたくなってきた。
「遠慮しなくていいです」
「遠慮なんか、あっ、あっ、~~~~っ!!」



*****




 二度目の青木を受け入れながら、薪は痛みに耐えている。一度目はうまくいったけど、やはり二度目は無理だった。
 鈴木の時には幸せに変わった痛みが、青木が相手だと純粋に痛い。それは、心のどこかに残ってる男に抱かれることへの嫌悪感のせいかもしれないし、僕が青木に恋をしていないことの証明かもしれない。
 正直、僕にもよく解らない。

 僕はこれからもきっと、鈴木の夢を見るだろう。夢の中で、楽しく笑ったり喋ったり、時には昔のように彼に身を任せることもあるかもしれない。
 それは夢に限ったことではなく、日常の中でも。
 鈴木と一緒に見た四季折々の風景や、美しい花や緑の草原や、愛らしい動物を見るたびに、鈴木のことを思い出すだろう。

 でも。
 僕の恋人はこいつだけだ。

 この決心が、基準点。
 ここから真っ直ぐに、上を目指そう。
 僕は不器用で捻じ曲がった人間だから、また斜めの塔を築いてしまうかもしれないけれど。隣にいてくれる真っ直ぐな恋人をガイドレールにして、出来る限り誠実に積み上げていこう。
 それでも傾いてしまったときは、基準点に戻って。青木が許してくれる限り、何度でも積み直そう。
 これから先、僕たちの関係がどうなるかは分からないけれど、僕の気持ちはもう変わらない。

 青木一行が、僕の生涯の恋人だ。






 僕は斜塔の頂に、しっかりと二本の足で立つ。
 ふたつの宝玉を胸に抱いて、悠然と下方を見下ろす。地面には美しい緑色の絨毯が広がっていて、まるで春の女神が手招きするように僕を呼んでいる。目眩がするような高さに、しかし恐怖は覚えず、僕が真っ逆さまに落ちて行っても、彼女がやわらかく受け止めてくれそうな気がする。

 だけど、僕は彼女の誘惑には乗らない。

 僕は頭を上げて、前を見る。
 空の蒼さを、双眸に焼き付ける。

 斜めに傾いた塔の頂で、僕はいつまでも立ち続ける。



―了―



(2010.1)




テーマ : 二次創作(BL)
ジャンル : 小説・文学

あとがきです

 第3部終了です。 お付き合いくださって、ありがとうございました。

 この『斜塔の頂』で、ようやくふたりは恋人同士になりました。
『ラストカット』のときは「努力してみる」って言っただけでしたからね。 ここで恋人だと明言したわけですから、彼らはこれからということで。


 3部になったら突然今までとカラーが変わって、続けて読んでこられた方はびっくりされたと思います。
 2部までは強い罪悪感から薪さんを救う、という目的があったので、それを柱としてエピソードを考えてきたのですが、3部になったらそれが達成されてしまったので、その時々の萌えのままに書かせてもらってます。 
 だからストーリーには一貫性がないし、テーマもはっきりしなかったり。 その上、文末に表記されている執筆年月からも分かるように、書きたいところから書いてるので、順番もめちゃめちゃで、結果、矛盾点があちこちに……(^^;
 素人の二次創作なのでね、何が書いてあってもそんなに気にしないでくださいね。(←逃げた)


 月日を追って書いているのはここまでなので、残りの何話かは時期もまちまちで、話もつながっていません。
 本来なら話の間を全部埋め終わった時点でお目汚しするのが筋なんですけど、そうなると、あと何年掛かるかわからないので~、ここから先はもう、できてるところからということで。


 この先も、うちのあおまきさんは波乱万丈です。 あちこちで迷いながら転びながら、本人たちも成長し、だんだんに強い絆で結ばれていく、というストーリー展開になっております。
 最終話は書いてあります。 もちろん、ハッピーエンドで。 わたしはSですけど、あおまきさんに関してはハッピーエンド主義者でもありますから。(^^) この辺に来ると自分でも、うひゃー、と思うほど甘々になっちゃってて……砂吐きそう(〃_〃)

 でも、よそ様のあおまきさんは、最初からこの状態なんですよねえ。 運命のふたりだし。 うらやましいなあ、てか、よくそれで話が浮かぶなあ。(笑) 
 わたし、この状態の二人からは何にも浮かばないです。 このままそっとしておいてあげたいです。 わたしが手を出したら、また壊れちゃいそう。 
 だからうちの二人は、ここでおしまいですね。 続きを書くのではなく、間を埋めるようになると思います。


 もうそれほどストックは残ってなくて、せいぜい300Pくらいです。 全体で1700Pくらいあるので、(←キチガイ)6分の1くらいですね。 我ながら、よく書いたもんだ。(・_・;)
 そこからは、リアルタイムで公開して行くようになると思います。 更新の間隔は開きますが、いただいたコメとのタイムラグはなくなります。 
 良かった。(*´∀`*)
 これがけっこう深刻な悩みだったので、解消されると思うと嬉しいです。
 だって~、せっかくコメをいただいたのに、書いた本人は記憶があやふやとか、しょっちゅうだったんだもん。(^^; 
 
 
 そんなわけで、これからもしづの取り留めない妄想にお付き合いくださると嬉しいです。
 どうかよろしくお願いします。



 で、次のお話なんですけど。
 
 これがまた、1年半も前の2009年の1月に書いたという化石のようなお話で~~、やっぱり記憶がありませんでした。
 読み直してみたら、書いてあることがとんでもなく未熟で青臭くて、ええ~、なんでわたしこんなこと書いたの~?? みたいな。 
 で、公開するのがとってもイヤになっちゃったんですけど、でも約束しちゃったので、恥ずかしいけどさらします。

 題名は、『女神たちのブライダル』です。(もう、題名からして恥ずい)
 書き上げた勢いでぱーんと公開しちゃえば、こんなに恥ずかしくないんだろうなあ。
 ほんと、いつも以上に拙いので、どうか広いお心でお願いします。 






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2008年の夏から、日常のすべてが薪さんに自動変換される病に罹っております。 
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