たとえ君が消えても(18)

 ご無沙汰ですー!! 更新、空いちゃってすみませんー!
 仕事取れたと思ったら、町内のお葬式ができちゃって。 1日、2日とお手伝いに行ってました。 田舎の嫁の宿命でございます。 それで役所も書類待ってくれるんだから、スゴイよね☆


 ところで、久しぶりにアクセス解析を覗いたら、ホスト名のとこに、
『滋賀医科大学』
 ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。 紛らわしいサイト名付けてすみません。←今更謝っても無駄だと思いつつ謝らずにいられない。
 しかも、時間を置いて3回も、すみません、一度間違ったら次からは注意してください。←逆ギレ!? 

 
 以上、お話とは何の関係もない前振りでした。

 お話の続きです。
 短くて申し訳ないんですけど、今日はここまでですー。
 
 でねっ、
 土曜日、実家の父の3回忌なんです。 その準備がちょっとあって、明日明後日は更新できません、ごめんなさい。 同時に、コメレスもすみません、もう少しお待ちください。

 あと、拍手も毎日たくさん、どうもありがとうございますー! 3万のお礼SS、形になりましたので今度「現在の妄想」のところに内容載せます。

 あとあと、7万ヒットのリクくださった方、ありがとうございました! 多分、2番目のリクならお応えできると思います。 時間ができたら練ります。

 あとあとあと、日曜日遊んでくださったお二方、お礼のメールも出さんと、本当に不義理なヤツですみませんー! 見捨てないでください。






たとえ君が消えても(18)






 南雲修一警視正は、朝の5時に目を覚ました。昨夜は12時丁度に報告会を終えて、市警の仮眠室を借りて休んだ。南雲の部下たちは所轄の捜査員と一緒に、道場に布団を敷いて雑魚寝した。神戸西署の大石署長からは、南雲にはホテル、他の者たちには官舎を用意するとの申し出があったが、南雲はそれを断った。大きな事件の帳場が立つと、所轄の負担は数百万にも上るのだ。無駄な経費を使わせるのは気の毒だと思った。

 捜査の進捗状況は、思わしくなかった。地取りに掛かった時間が遅かったせいか、上げられた情報は少なかった。人質が警官であったことで、仲間意識の強い現場の捜査員たちは交代で仮眠を取りながらも殆ど一晩中駆けずり回ったが、目ぼしい手がかりはつかめなかった。
 捜査員の中には、あまりの手ごたえの無さに違和感を覚え、それを指摘した者も少なからずいたが、捜査方針を変えるほどの訴えには至らなかった。手掛かりが上がってくるまでに、日数を要することは珍しくない。地道に続ければ必ず結果は着いてくる、と南雲は自分に言い聞かせた。

 朝の7時に、捜査会議が始まった。僅かな睡眠時間で街中を歩き回った所轄の捜査員達には疲れの色が濃く、南雲は3交代で休息を取るように命じた。凶悪なテロリストを相手取るのに、疲労は命取りだ。咄嗟のときに身体が動かなかったら、それは死を意味するのだ。
 昨日の報告のまとめと、今日も引き続き地取りに当たること、特に倉庫街を重点的に、メンバーの写真で目撃者を探す事。真夏の暑さを倍増させるような地道な捜査の指示を与えながら、南雲は焦りを感じていた。
 本当に、平野町で間違いないのか。音声解析室からの結果は今日の午後にならないと上がってこないが、昨夜の犯行グループからの電話の基地局は、確かに平野町だった。しかし青木警視の話では、その建物では昨日の昼間、荷物の搬入作業があったはず。空き家だと思われていた建物にそんな動きがあれば、誰かが記憶していても良さそうなものだ。
 薪警視長から捜査本部に電話があったのは、そんなときだ。

「引きこもりが何の用だ。今、全体会議中で……青木警視の居場所が分かった?!」
 兵庫県警の刑事部長が職員たちを鼓舞する中、南雲の声は部屋中に響き渡った。捜査員たちの動揺が、さざ波のように広がって行く。捜査本部総員120名が総出で当たって得られなかった成果を、南雲の電話の相手は東京に居ながら突き止めたと言う。彼らが動揺するのも無理はなかった。

『まだ、推測の域を出ませんが』
「こっちも平野町の何処かだと見当がついてる。もっと絞り込めるのか」
『平野町? 違いますよ、伊川谷町の長坂地区です。廃業した自動車学校があって、青木がいるのは多分、その学校が大型車を格納していた倉庫棟じゃないかと』
 伊川谷町は西区の東端だ。平野町は西区の中ほどに位置しており、両者は大分離れている。薪の言が正しいとなると、自分たちはまるで見当違いの場所を探していたことになるが。

「どうして其処だと?」
 南雲の声は、疑念に満ちていた。テログループのホームグラウンドでずっと彼らの足取りを追っていた所轄が、その本拠地を平野地区と断定したのだ。グリーンアースと名乗る過激派がいることも今回初めて知ったような人間、それも東京在住の彼に、それを覆せるだけの情報を得ることができたとは思い難い。
『いや、説明したいのは山々なんですけど僕にも事情が……とにかく、僕、今そこに向かってるんで。本部から応援回してもらえますか?』
「向かってるって、ちょっ、おい、待て! 勝手なことするな!!」
『大丈夫です、様子を見に行くだけですから。念のために、Sを1隊連れてきてくださいね』

 SITを連れて応援に来い――勝手極まりない妄言を最後に、薪の電話は切れた。南雲の額の血管は、凄まじいことになっている。
「あの男には常識がないのかっ!!」
 携帯電話を折らんばかりの勢いで南雲が毒づくと、部下が恐る恐る、
「それで課長。どうしましょうか」
「決まってるだろうが! さっさとSITに出撃命令を出せ!!」
「大丈夫なんですか? あんな電話一本でSITまで動かしちゃって」
「薪が警視長まで昇ったのは、官房長の愛人だからじゃない。ココだ」
 南雲は左手の人差し指で自分の側頭部をコツコツと叩き、
「あいつは天才なんだ」
 捜査一課に配属された人間なら誰もが耳にする、薪警視長の伝説。彼が手がけた事件でお蔵入りしたものは一件もない。それどころか、彼が一課に所属していた時期の犯人検挙率はほぼ100%なのだ。1~13まである捜査班の班長は、捜査に行き詰ると薪のところに相談に行った、という逸話が信憑性を高める要因だ。

「捜査班を分ける! 1~8班までは昨日に引き続き平野町の捜索に当たれ。9班と10班はSITと共に伊川谷町に向かう。こちらの指揮は私が執る」
 地取り捜査については所轄の意向を尊重する、その基本方針が部分的にではあるが変更になったことに、神戸西区の上層部は驚きの色を隠せない様子だった。それは捜査員たちも同様で、しかし彼らが本当に驚いていたのはそこではなかった。

(官房長の愛人?)
(薪警視長って女性なのか)
(いや、「あの男には」って南雲さんは言ったぞ)
(え、じゃあ……)
 南雲が発して、でも否定したはずの「官房長の愛人」という言葉が、いつまでも捜査員たちの耳に残っていた。



*****

 とうとう薪さんの悪女伝説が全国区に。(笑)

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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Author:しづ
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2008年の夏から、日常のすべてが薪さんに自動変換される病に罹っております。 
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