スロースロースロー(7)

 こちら、エゲツナイぴんくとーくになってます。
 18歳未満の方と、中学生のお子さんをお持ちのお母さまはご遠慮願います。







スロースロースロー(7)










 再び談話室で田辺少年と二人になって、薪は彼の話を聞いていた。
 厳しい両親の教育の中で、かなり窮屈に育てられたらしい。「教師の息子らしく」と言うのが両親の口癖だったようだ。
 セックスをしているときだけは何もかも忘れられた、と彼は言った。ストレスの捌け口としての安易な性に薪は不安を感じたが、これからの指導は少年課の仕事だ。自分が口を出すことではない。

「刑事さん、よくウソだってわかったね。ぼくの言ったこと、そんなにヘンだったかな」
 修一の口調は大分ほぐれてきて、どうやら薪を同胞と認めたらしかった。自分にも同じ経験がある、と匂わせたのが利いたらしい。
「そりゃ、わかるよ。2回目で感じるなんてありえないよ」
「それは本当だよ」
「え!?」
「レイプはウソだけど。2回目からはすごく気持ちよくなったよ。ていうか、最初のときも。挿れるときは痛かったけど、桧山がぼくの中に出して、それがぬるぬる滑って。そのまま続けてたらアソコがじゅぷじゅぷ言って。その音を聞いてたらなんか気持ちよくなってきて、二人してイッちゃったの」
 信じられない。そんなことってありえるのか。

「それ、本当に初めてだったの?」
「うん」
 なんてスムーズな初エッチなんだ。僕たちなんか大人なのにあんな……う、うらやましい。
「次からはもう、挿れられただけでたまらなくなっちゃって。自分からお尻動かすともっと気持ちよくなって、何回もイッちゃう。刑事さんもそうだったでしょ?」
「さ、さあ。昔のことだから」
「3ヶ月前は知らなかった。こんな素敵なことがこの世にあるなんて。桧山がぼくに教えてくれたんだ」
 3ヶ月経っても痛みしか感じない。自分から動くなんて、とてもできない。同じ3ヶ月なのに、なんなんだ、この差は。
 まだ子供だから身体が柔らかいとか、相手も中学生だから入るものも小さいとか。そこらへんで手を打ってくれないと、薪のプライドはズタボロだ。

「あんな気持ちいいこと、他にないよね」
 あんな痛いことは他にはない。
「刑事さんはどうしてやめちゃったの? 大人になったから?」
「僕はもともと、女の子のほうが好きだから」
「そう? 女の子とは1年のときに何回かしたけど、今のに比べたら大したことなかったけどなあ」
「え! 女の子ともしたの!?」
「うん。クラスの娘と」
「同い年? じゃあ、向こうも初めて?」
「ううん。あっちは小学生のときに済ませたって。ぼくも早く童貞捨てたかったし」
 中学生の会話か!?
 ていうか、初体験が13歳? ……負けた。

「こないだはね、先輩と先輩の友だちと、ふたりでぼくのこと可愛がってくれたんだ。口とアソコと両方に挿れて。代わりばんこに何回も。すごかったなあ」
 さ、3P!?
 だめだ。ついて行けない。どうなってんだ、今の中学生は。
「刑事さんもしたことある?」
 あるわけないだろ!

「あのね、修一くん。不特定多数との性行為は、病気の危険性が」
「大丈夫だよ。ちゃんとコンドーム使ってるから」
 知識はあるらしい。青木に教えてやって欲しいくらいだ。
 青木のバカはゴムを使いたがらない。あそこは雑菌がウヨウヨしてるから使わなきゃダメだっていくら怒っても、「薪さんの身体に汚いとこなんかありません」とか訳のわかんないこと言って、ナマでしたがる。

 そういえば、鈴木も使わなかった。
「直に薪のこと感じたい」とか言われちゃうと、ついつい許してしまって。鈴木のことだから、安全よりも快楽を優先したかっただけだろうけど。

「その前は、先輩がアレの形をしたおもちゃを持ってきてね。ぼくに悪戯したんだよ」
 バ、バ××!?
 中学生がどこで買うんだ、そんなもん!

「そんな大きいの入らないって言ったのに。でも、挿れてみたらすごく気持ちよくって。先輩におねだりして、もらっちゃった。だから独りでするときは、それを使ってるの。刑事さん、使ったことある?」
 そんなもんが入るくらいなら苦労しない!!
「セックスとはまた違うけど、アレが中でブルブルって動くと、いっぱい出ちゃう」
 うん。それはきっと僕もいっぱい出る。
 血液が。
「先輩が言うんだ。ぼくの身体には淫蕩な血が流れてるんだって。その血がいけないことをするんだって」
 ……輸血して欲しい……。

「ぼくね、次は大人の男の人としてみたいって思ってるんだ。きっとアレも大きいし、そしたらもっと気持ちよくなると思う」
「次はって」
 あまりにも自分と違う少年の体験談に、薪はさっきから胃の辺りがムカムカしている。
 上手にセックスができるのは羨ましいけど、自分とは考え方が正反対だ。そういう相手がいるのに、ほかの男も試してみたいなんて。薪もこころの中では、たまには女と寝たい、と思っているが、それを実行に移したりはしない。あのバカが泣くからだ。

「そういうもんじゃないだろ。セックスってもっと大事なものだと思わない?」
「大事だよ。もうあれがないと生きていけないくらい」
「違うよ。そうじゃなくて。誰とでもするものじゃなくて、心から愛し合ってるひととだけ交わすものだろ」
 言ってしまってから、後悔する。
 こんな青臭いことを口にしてしまうなんて。きっとバカの影響だ。
 案の定、修一は目を丸くして薪を見た後、ぷっと吹き出した。

「刑事さんて、幼い顔してるのに化石みたい」





*****

  こんなん公開してるから、昨日(5/25)の事件が?(笑)

テーマ : 二次創作(BL)
ジャンル : 小説・文学

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あ、あ○○と!

しづさん、こんにちは。
今日はゆっくりお邪魔してます。
ア○○ト事件、お疲れ様です(笑)

>同じ3ヶ月なのに、なんなんだ、この差は

・・・それは、薪さんがおっさんだからです。ははは! 薪さん、自覚なさすぎ~。この薪さんはもう40過ぎでしたっけ? 

世の中乱れ取りますな。子宮頸がんワクチンを小6からやろうとするわけです。(でも、私も娘に接種させようと思ってます)


>鈴木のことだから、安全よりも快楽を優先したかった

(@▽@ 鈴木
・・・やっぱり、あんたはそういう人だ。

自分と中学生の違いに耐えながら、薪さんがどんな真剣な顔で会話しているのかと思うと、もう笑いが止まりません~。
しかし、何回やってもだめだって、薪さんは意外と身体が硬いんですかね。それとも、若さは顔に集中してるから、おしりは老化してんでしょうか?
そっちはそっちでお気の毒です~。
死ぬまでに気持ちよくさせてあげてください。死ぬのが嫌になるくらい。
(早死にするんだよね、確か!)

でも、このクソガキは、屋上から逆さに吊っていいです(笑)

お邪魔しました。

イプさまへ

こんにちは、イプさま~。


> ア○○ト事件、お疲れ様です(笑)

ご迷惑かけてます、すみませ~~~んっ!!


> >同じ3ヶ月なのに、なんなんだ、この差は
>
> ・・・それは、薪さんがおっさんだからです。ははは! 薪さん、自覚なさすぎ~。この薪さんはもう40過ぎでしたっけ? 

ですね(笑)
えっと、この薪さんはまだ37歳です。でも充分おっさんです!


> 世の中乱れ取りますな。子宮頸がんワクチンを小6からやろうとするわけです。(でも、私も娘に接種させようと思ってます)

そうなんですか!?
ふひゃ~、時代は変わりましたねえ。(←しづが取り残されていただけという説もある)


> >鈴木のことだから、安全よりも快楽を優先したかった
>
> (@▽@ 鈴木
> ・・・やっぱり、あんたはそういう人だ。

そうです!!!
うちの鈴木さんはこういう人です、けっこう最低です!
薪さん、なんで惚れたんだろう・・・・?(笑)


> 自分と中学生の違いに耐えながら、薪さんがどんな真剣な顔で会話しているのかと思うと、もう笑いが止まりません~。

これがR系ギャグの真髄です!(威張って言うことか)
笑っていただけて本望です~~。


> しかし、何回やってもだめだって、薪さんは意外と身体が硬いんですかね。それとも、若さは顔に集中してるから、おしりは老化してんでしょうか?

若さは顔に集中!!
ですね、顔は10代、あっちは60代って感じですね(爆←こんな会話してるからア○○トに)


> そっちはそっちでお気の毒です~。
> 死ぬまでに気持ちよくさせてあげてください。死ぬのが嫌になるくらい。
> (早死にするんだよね、確か!)

はいはいはい、任せてください♪
そのうち、薪さんも成長したなあって感じになりますから。(なにが?)

それと、早死にはしませんでした。
こないだ、これは最終話だな、というお話を書いたんですけど、薪さん生きてました(^^


> でも、このクソガキは、屋上から逆さに吊っていいです(笑)

ええ、吊ったロープを切り飛ばしてやりたいです(笑)


ありがとうございました(^^
プロフィール

しづ

Author:しづ
薪さんが大好きです。

2008年の夏から、日常のすべてが薪さんに自動変換される病に罹っております。 
未だ社会復帰が難しい状態ですが、毎日楽しいです。

しづの日誌

法医第十研究室へようこそ!
おかげさまで8歳になりました(^^♪
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