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QED(2)

 うちはミクロサイズの土木会社を営んでいるのですが。
 今年はめっちゃ暑いし、でもみんな頑張ってるし、ちょっとフンパツして、先週の土曜日の夜、行きつけの小さなスナックを借り切って、社員一同で暑気払いをしました。

 始まって1時間後。
 アルコールも回ったみたいで、義弟(♂)が酔っ払って、次々と周りの社員(もちろん♂)にキスを。 ←ほっぺとかオデコでしたけど。
 店内は悲鳴を上げる社員たちで阿鼻叫喚の地獄絵図。
 まさに『ビアガーデン』状態でした(笑)


 男同士の飲み会って、こんな風にハチャメチャになることが多いですよね。(うちの会社だけかな?)
 ズボンの上から股間を揉むなんて、アルコールが入らなくても当たり前にやってるしー。 揉まれた方は「ああんっ、感じちゃうっ!」とか女声を上げるし。(←みんなノリがいい。 うちだけ?)
 そんな光景をいつも見ているので、わたしの話はこんなに下品なんですね(^^;
 

 ところで、義弟にはひとり、超お気に入りの男の子(外見は眼鏡を掛けた曽我さん)がいまして。
 しょっちゅう自宅に泊らせるし、飲みに行くのも一緒だし。
 その男の子にマイクで何度も「K!!愛してるぞー!」と叫んでおりました。(←もちろん冗談で、周りからのブーイングで笑いを取る)
 ちなみに、年下のKくん(27)が攻め、義弟(36)の方が受けだそうです。

 ということで、今月の義弟の誕生日プレゼントは、ローションにしようと思います☆





QED(2)


 
  







 2週間ぶりに味わう恋人のしなやかな身体に、青木はゆっくりと自身を埋めていく。そこはとても狭くて、本能のままに打ち込んでしまったら間違いなく相手は怪我をする。

 意地悪な上司からかわいい恋人へ変貌を遂げたそのひとは、痛みに顔を歪めながらも行為の続きを促すように腰を押し付けてくる。研修が始まる前の日も、このひとはこうして痛みに耐えて、青木の欲望を受け止めてくれた。
『明日からは顔も見れなくなるから、今日は深くつながりたい』そう口走っていた。
 普段は憎まれ口ばかり叩くくせに、時々びっくりするくらいかわいいことを言う。行為が終わると「そんなこと言ってない。それはおまえの幻聴だ」とか、必ず言い出すのだが。
 2週間前はそのセリフが嬉しくて、つい痛い思いをさせてしまった。今日は悦ばせてやろうと決めていた。

 じわじわと奥まで差し込んで、青木は動きを止める。薪のここも初めに比べればいくらかは緩んできて、激しく動かさなければ痛みはさほどでもないようだ。
 深く繋がった状態で、身体を起こす。ソファに仰向けになったまま取り残された薪は、眉根を寄せて薄目を開けた。亜麻色の目は強い抱擁を求めていたが、それでは悦ばせてやることはできない。
 男の身体は哀しいほどに正直で、青木の口の中でいっぱいに膨らんでいた薪の欲望は、肉体的な痛苦のために萎れてしまっている。それを優しく撫でて、先刻の快楽を思い出させてやろうと試みる。

「あ! や、いやだ!」
 天邪鬼の薪は、自分が快感を得るのを嫌がる。というか、青木の前で乱れるのが屈辱らしい。その理由は自分のほうが年上だから、という恋人同士においては何の意味も持たないことらしいから、青木は聞き流すことにしている。
 それに、薪の「イヤだ」は当てにならない。今だって嫌がっているようには見えない。
 薪のそれは徐々に固さを取り戻し、細い腰が自然に浮き上がってきている。ただでさえキツイ肉壁がぎゅっと締まってきて、男の本能に訴えかける。ここで青木がこの誘惑に負けてしまうと、薪はとても痛い思いをすることになるのだ。
 本能に負けて、これまで何回も薪に申し訳ないことをしてしまった。それを非難されたことは一度もないが、やっぱり可哀相で。自分のために痛みに耐えてくれている恋人はとても健気で愛しさ倍増だが、青木は相手が悦んでくれるのがいちばん嬉しい。

 薪が悦ぶ腰骨の上辺を指先で撫で上げ、固くなった乳首を親指でなぶる。このひとは青木より12歳も年上なのに、びっくりするくらい性経験が少ない。そのせいかもしれないが、乳首も男の部分もとてもきれいな色をしている。初めはそのことにも驚いた。
「ふあ! あっ、ああっ!」
 たまらない色香を含んだ声とともに、淫らに腰が振られる。感じ始めると薪はこんなふうに、悲鳴のような声をだす。

 青木の腰に絡んだ足に震えが走っている。自制心を総動員しないと、この媚態に負けてしまう。薪の快楽はとても壊れやすくて、青木が我を失ったらあっという間にこの愉悦の声は本物の悲鳴に取って代わる。
 腰がガクガクと震えて、背中が反り返る。ソファの縁を掴んだ手が真っ白になるほど力が入っている。そろそろ、フィニッシュだ。
「イキそうですか?」
「うん、うん、もう、もうイク……!」
 が、次の瞬間。

 快楽に喘いでいた声がピタリと止んで、潤んでいた亜麻色の瞳が瞬時に冷静になった。
テーブルの上の携帯が鳴っている。マナーモードに切り替えてあるのに、この状況の中で気付くのはさすがだ。
「薪だ」
 しかも、この状態で平気で電話に出るあたり。青木にはとても真似できない。
「それで状況は? うん、うん、わかった。すぐ行く」
 言葉少なに携帯を閉じると、冷静な目で青木の顔を見上げる。
「事件だ。行くぞ」
 ……イクはずだったところが違う。

 薪だってこのままでは、とその部分に目をやると、すっかり平静に戻っている。電話の前までは確かに反応していたのに。
 亜麻色の瞳には先刻までの熱は片鱗もない。捜査官モードに切り替わってしまった証拠だ。
 この人はこういう人だ。べつに青木に対して情が薄いわけではなくて、例えベッドの相手が深田×子でも、たぶん変わらない。
 
 青木の身体を突き飛ばすように放すと、薪はさっさとクローゼットに歩いていく。ネクタイにスーツ姿で現れるまで5分も掛かっていない。
「僕は先に行く。おまえも後から来い。いつ帰れるかわからないから、台所片付けとけよ」
 二人でいたことがばれてしまうから、一緒には行けない。身体の関係がなかった頃は平気だったが、今は疑われること自体を避けたい。無責任なウワサが監査課を動かさないとも限らないからだ。

「それもついでに始末しとけ」
 ついでに、と薪が指を差したのは、5分前まで薪の身体の中で締め上げられていた青木の分身である。情事の余韻も何もあったものではない。
 裸の自分を置いてけぼりにしてマンションを出て行ってしまった薄情な恋人にため息をついて、青木は冷たいシャワーを浴びにバスルームへ向かった。




テーマ : 二次創作(BL)
ジャンル : 小説・文学

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あああーっ

こんばんは。
しづさんの義弟さんって、鈴木だったんですか(ちがう)

>ズボンの上から股間を揉むなんて、アルコールが入らなくても当たり前にやってるしー。

ぎゃーっ!!
こないだ、薪さんにやらせちゃったよ・・・・・・(@▽@;
・・・ま、男社会はこんなもんですよね(^^) ←すごい偏見


そっか、薪さんは、事件が(仕事が)入ると、やる気がなくなっちゃうんですね。
青木ったら、愛されてる~う♪

・・・おじゃましました(@@

イプさまへ

イプさま、いらっしゃいませ。
コメントありがとうございます♪


> しづさんの義弟さんって、鈴木だったんですか(ちがう)

えええ~~、鈴木さんですか?!
いえ、イプさまのとこの鈴木さんが酔っ払うと薪さんにキスしてたのは存じておりますが、義弟は相手かまわずでしたよ??
イプさまの鈴木さん観っていったい(笑)


> >ズボンの上から股間を揉むなんて、アルコールが入らなくても当たり前にやってるしー。
>
> ぎゃーっ!!
> こないだ、薪さんにやらせちゃったよ・・・・・・(@▽@;

やってましたねえ、車の中で。
体格的に劣る薪さんが相手をのそうと思ったら、こういう方法しかないですよね<こらこら。


> ・・・ま、男社会はこんなもんですよね(^^) ←すごい偏見

ええ、こんなもんですって。 
ヤローに囲まれて毎日を過ごしてるわたしが言うんです、間違いないです。(←それはおまえの会社だけじゃ。みんないい子なんですけどね、どーも下品で・・・・・・許してやってください☆)


> そっか、薪さんは、事件が(仕事が)入ると、やる気がなくなっちゃうんですね。
> 青木ったら、愛されてる~う♪

そうです、一瞬で捜査官モードに、ってギャグですから!
うちの青木くん、愛されてるんですかね??
なんかね、青木くんがしづの脳内で「ruruさんとこが羨ましい」ってずーっと言ってるんですけど(^^;
まあ、うちのふたりなんでね。 ぼちぼちで(笑)
プロフィール

しづ

Author:しづ
薪さんが大好きです。

2008年の夏から、日常のすべてが薪さんに自動変換される病に罹っております。 
未だ社会復帰が難しい状態ですが、毎日楽しいです。

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