もしも彼らが出会ったら

 ものすごくバカバカしい内容なので、隠してみました。
 誰にも見つかりませんように。(???)



 こちらはお話ではありません。
 ストーリーは全然なくて、ただ、鈴木さんと青木さんが会ってお喋りしたらどんなんかしら、と思って書いてみただけです。
 書いてみましたら。
 すっげーギスギスフィーリング(笑)

 だってうちのふたりだもん、仕方ないよなー。
 愛情溢れる美しい世界がお好きな方にはすみません、その他にもいろいろすみません。
 あんまりヒドイので隠しましたが、見つけてしまわれた方は、どうか広いお心で。
 





『もしも彼らが出会ったら』





【挨拶】

「こんにちは。初めましてってことでいいんですよね」
「うん。なんか初めてって気がしないけどな」
「この対談、鈴木さんの方から申し込みがあったって聞きましたけど」

「おまえとは一度ゆっくり話してみたいと思ってたんだよ。薪がいろいろ世話になってるみたいだからさ、その礼も言いたかったし」
――――― (ひとの後釜にちゃっかり居座りやがって。ムカつくな、こいつ)

「そんな、お礼なんて。オレも鈴木さんには感謝してるんですよ」
――――― (死人のクセにいつまでも薪さんの心を占領して。いけ図々しい)

「おまえ、いいやつだな」
「鈴木さんこそ。噂どおり、やさしい方ですね」
――――― ((さっさと薪(さん)の前からキエウセロ))

「オレたち、いい友人になれそうだな」
「ええ。本当に」
――――― ((…………ケッ!!))



【全国ネットで二次創作】

「それにしても、薪の目はどうなってんだ? それほど似てないよな、オレたち」
「そうですね。本当のところ、似てる似てるって騒いでるの、薪さんだけですよ」
「オレのほうがおまえよりずっといい男だよな」
「……自分で言うかな、普通」
「だって、あのアニメのおまえってひどいもんな」
「オレより重症なのは薪さんですよ。もうメチャメチャでしたよ、作画もキャラも。見るに耐えない回もありましたもん」
「話が進むにつれてきれいになっていったのはいいんだけど。画的には美化されたというよりは女性化したような。化粧品のCMみたいなオープニングとか……この、DVD9巻の表紙の薪はなに? 目隠しだけじゃ足りなくて、手錠プレイ?」

「あの表紙がネットに流れるちょっと前に、薪さん間宮に手錠で拘束されてレイプされそうになったんですよ。そしたら9巻があの表紙だったと」
「へえ。そうなんだ。偶然てあるんだな」
「それだけじゃないですよ。こないだ宇野さんと薪さんの馴れ初めの話があったんですけど(2061.5 つむじ風)2009年6月号の本誌でやっぱり宇野さんが薪さんの笑顔に見とれるシーンがあったんですよ」
「それはスゴイかも。第九の職員は他にもたくさんいるのに。今井でも小池でも曽我でも良かったはずだよな。確率は1/4ってことか」
「実際、キャラの性格を考えると今井さんか宇野さんてところですかね。だから確率的には1/2です。それよりも、ジンクスですよ。見ました? あの医務室のシーン。まさにジンクス状態ですよね」

「見た見た。あれはオレもびっくりした。てか、おまえが薪を抱き返したのに驚いた」
「なんなんですかね、我ながら。どっちが好きなのかはっきりして欲しいですよね」
「どっちって、雪子と婚約したんだから雪子が本命なんだろ」
「でも、あの少女をヘリで助けに行くって決めたのも結局は薪さんが泣いたからでしょ。婚約者がいるのにそのくらいで命張るってどうなのなかあ。泣いてたのが岡部さんだったら、きっとそんなこと言わなかったと思いますよ」

「それは言えるかも。あっちの薪もこっちの薪に負けず劣らず勝手だよな。自分で仕掛けといて、バカの連発だもんな。あそこでよく、『あんたがビービー泣くからだろうが!』って言い返さなかったな、おまえ」
「薪さんの身勝手には慣れてますから。こっちの薪さんほどあっちは無茶苦茶なことはしないし」
「そうだな。うちのはひとの命がかかったら犯罪スレスレのことまでやるもんな。ハッキングとかさ」
「いやそれ、れっきとした犯罪ですから」
「影ではいろいろやってるけど、表立っては何も言えなかったりしてな。あっちの薪はスカッとするよな。外務大臣相手に啖呵切ったりしてさ。こっちじゃ考えられない」

「あんなこと言ったらあっという間に左遷されちゃいますって。警察と内閣は繋がってるんですから」
「自分の首を掛けてでも、ってところがカッコイイんじゃん」
「オレは何を言われても黙って耐える薪さんのほうが好きですね。それに、ああいう態度を取った場合、大臣の怒りが自分だけに向けられるとは限らないでしょ。こっちの薪さんは第九の人間を守ることを最優先に考えてますから。あの言動はオレから見れば、上に立つものとしてはちょっと無鉄砲ですね」

「無鉄砲って、おまえが言う?」
「オレはあそこまでできません。薪さんが命令してくれれば何でもやりますけど、あれじゃ失敗したとき、薪さんの立場まで危なくなります。オレははっきり言って、事件の被害者より薪さんのほうが大事ですから。あのひとを窮地に追い込むような真似はしません」
「ドラマにならないだろ、それ」
「現実はこういうもんだと思いますけど」
「道理でドラマチックな展開にならないはずだよ、このSS」
「警察機構の裏事情を知れば知るほど縛りが多くなるっていうか。思い切った行動に出られなくなるんですよね」
「なるほどな」



【コイバナ】

「今日は夢の対談てわけだけど。いいよな、無責任にこういうことできるのって。商業誌じゃ絶対にムリ」
「あはは。番外編にも限界がありますからね。2007なんか、ものすごい反響でしたもんね」
「ああ、あの目隠しな。うちの薪はあんなことしないって」
「そうですね。淡白ですもんね、あのひと。セックスなんかしなくても人間死にはしない、とか言っちゃってますからね」
「もう、何も見たくないから―――― だったらやらなきゃいいじゃん、て確かにそうなんだけど。それじゃ話にならないよな」
「まあ、あっちの薪さんはこっちの薪さんと違って真面目ですから。顔に似合わないことはしませんし。性格もそんなに悪くないし、乱暴なことはしないし、下ネタもエロネタも口にしませんしね。時々、なんでうちの薪さんはこんなんなのかなって思っちゃいます」
「じゃ、あっちの世界に行ったら?こっちの薪はオレに任せといて」
「イヤです。オレはこっちの薪さんが好きなんです」
「ちっ、ダメか」
「……いま、なんか不穏な発言があったような」



「そういえばさ、あいつ、あの時の声、すごいのな」
「そうなんですよ。びっくりしちゃいました。悲鳴系なんですよね」
「そうそう。ぜったいに吐息系だと思ってたのに、意外だったよな」
「はい。声も大きいですよね。ときどき、ものすごいこと口走ってるし」
「何かあったんですか?って周りの部屋から人が集まってきそうな声だよな。そして扉を開けて二度びっくりってやつ」
「……シャレになりませんから、それ」



「昔はかわいかったよなあ、薪のやつ。オレと付き合ってたころは、まだ20くらいだったから。今みたいに感じてくれなかったんだけど。でも、一生懸命にオレのこと悦ばそうとしてくれて、ほんと健気でさあ」
「今でも薪さんはかわいいですよ。オレのこと悦ばそうとしてくれるし」
「鈴木、だいすきだって何度も何度も叫んでさ」
「……」

「ああ、なんか思い出したらヤりたくなってきた。薪のとこ、行っちゃおうかな」
「ダメですよ! 今は薪さんはオレのものなんですから!」
「ばっか、おまえ。薪は今でもオレのことが好きなの。ここに薪が来たら、迷わずオレの方に駆け寄ってくるぜ」
「鈴木さんには三好先生がいるじゃないですか!」
「雪子は雪子、薪は薪。オレには両方、必要なんだよ」
「なんて不誠実なっ! 薪さんてば、ほんと人を見る目がないんだから」

「いいじゃんかよ。今実際に薪を抱いてるのはおまえなんだから。オレは夢の中でしか薪に逢えないし、この頃あんまりお呼びがかからないみたいだし。オレの前ではおまえとするみたく乱れてくれないしな。おまえがうらやましいよ」
「……オレは鈴木さんのことがうらやましいです。薪さんまだオレのこと好きだって言ってくれたこと、一度もないんですよ」
「そのうち言ってくれるって」
「だってもう2年になるんですよ。鈴木さんと付き合ってたのって1年ちょっとだって聞きましたけど、それより長く関係してるんですよ。それなのに、好きだって言われたことがないなんて……薪さん、本当にオレのことセフレだと思ってるんじゃ」
「そうかもな」
(青木、目一杯カナシソウな顔で鈴木を見る。素直な反応に鈴木の悪戯心が刺激される)

「なんたって薪はオレにメロメロだったもんな」
「鈴木さんて、神様みたいに誰にでもやさしい人じゃなかったんですか?」
「誰にでもやさしいなんて、そんなのただのバカだろ。オレは薪にだけやさしかったんだよ。っていうか、薪の言うことにだけは逆らえなかったんだ。
どんなことでも叶えてやりたくて、何でもしてやりたくて。薪のあの自分の我儘が通ったときの満足げな顔がかわいくってさあ。あの顔見たさに何人の彼女と別れたか、数え切れないよ」
「相手の女性もいい迷惑ですね。てか、最低じゃないですか、それ」

「おまえは? 彼女いるんだろ?」
「オレは薪さん一筋です。他の人間なんか目に入りません」
「重いなあ、おまえ」
「鈴木さんが軽いんですよ!」
「だって向こうから来るんだもん。断ったら可哀相だろ」
「来るもの拒まずってことですか」
「オレってやさしいから」
「そういうのはやさしいって言いません! なんで薪さんはこんなひとのこと、今でも好きなのかなあ……」(←すっごくカナシソウ)

「妬くな妬くな。男のやきもちはみっともないぞ」(おもしれー。もっと苛めてー)
「でも、薪さんてスキだらけで。いろんな人がそういう目で見てるのに、自分じゃちっとも気付いてなくて。こっちがハラハラしっぱなしですよ」
「あいつ昔っから自覚ないんだよ。オレも心配し通しだったもん。薪がロス市警に1年研修に行ったとき、無傷で帰ってきたのが奇跡だと思ったもんな」
「あれは同じ部署のジェームス警部が庇ってくれてたらしいですよ」
「あ、そうなんだ。やっぱりいたんだ、そういう人が」
「ええ。さんざん鈴木さんのことを聞かされてたみたいですよ。オレ、初めてジェームス警部に会ったとき『君がツヨシの思い人のスズキか?』って言われましたもん」

「ふうん。しょうがないやつだな、そんなこと他人にぺらぺらと」
「嬉しそうですね……別に薪さんの恋話を聞いたわけじゃなくて、鈴木さんのことを話すときの薪さんの表情で解ったって言ってましたけど」
「あいつ、正直だから。顔に出るんだよな」
「その理屈で行くと、オレのことはやっぱりセフレだと思ってるんですね……」
(おもしれー。泣くまで苛めてー)



【未来】

「本当のところ、おまえとオレとどっちを選ぶか、ってことになったら、薪はどうするんだろな」
「……鈴木さんだと思います」
「なんだよ、えらく引くじゃん」
「だって、セフレと生涯の恋人と、どっちを選ぶかって言ったら、当然」
「おまえ、本気で言ってんの? もし本気なら、即刻薪と別れてくれ」
「えっ」

「おまえ、薪のことを全然理解してない」
「いや、でも、薪さんは本当に鈴木さんのこと大好きで」
「薪は好きでもないやつと恋人関係になったりしない。相手の気持ちを知っていたら、なおさらだ。相手の好意を利用して自分の欲望を満たそうなんて、そんな卑怯な真似はしない。
 そんなことも分からないやつに、薪を任せておけない」

「……すみません、鈴木さん。オレ、目が覚めました! 薪さんはオレのこと愛してくれてる、そうですよねっ。でなきゃ、あのプライドの高い人が身を任せてくれるわけないですものね!」
「……ああ」(なんか面白くないぞ)
「デートのときに着て行く服に迷ったら、鈴木さんの好きなキレイ系より、オレの好きな少年ルックを選んでくれるんですよね」
「ああ」(すっげー腹立ってきた)
「夕飯の献立に迷ったら、鈴木さんの好きなオムライスより、オレの好きな煮込みハンバーグを作ってくれる、そういうことですよね」
「ああ」(こいつ、許せねー)

「崖っぷちにオレと鈴木さんが引っ掛かってて、どっちか片方しか助けられないとしたら、きっとオレの方を助けてくれる、そういうことですよねっ」
「いや、それは違うと思うぞ」
「はい?」
「よーく考えてみろ。過去の経緯からして、オレを助けるのが先だろ」
「……それもそうですね。薪さんは今でも悪夢に魘されて起きることがあるんです。そんな薪さんにとって鈴木さんの命を救うことは、何よりも優先されることなんでしょうね」

「その通り。薪はオレを救い出し、そしておまえは落ちる」
「それはちょっと困ります。オレが死ぬことで、薪さんに新たな十字架を背負わせるわけには」
「心配するな。多分オレたち、そのまま始まっちゃうから。薪の眼には未来永劫、オレしか映らなくなるから。全然大丈夫」
「鈴木さんが仰る状況を、ものすごくリアルに想像できる自分が悲しいです……」


(おしまい)



*****

 これ、『つむじ風』の直後あたりに途中まで書きかけて、あんまりバカバカしくて、やめたんですよね。
 最近になって、みちゅうさんとこの『こんな薪さんはいやだ(13)』で、崖っぷちネタがあったので、ああ、うちならこうだろうな、でもさすがにそうは書けないな~、と思ってて、でも書いたら面白そう、で、ここに書いちゃいました。
 青木くん、カワイソウ。
 原作があんなことになってるのに、ゴメンネ。


テーマ : 二次創作(BL)
ジャンル : 小説・文学

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Cさまへ

ご炯眼、恐れ入りました☆

隠しちゃいや、って、だってあんまりバカバカしいから~。
まあ、今までのお話も似たようなもんなんですけど、これはストーリーもないので、読んでいただく価値はないのですよ、本当に(^^;


>鈴木さんと青木さんに乗り移ったしづさんの原作感想

そうですね。
あと、アニメのこととかね。
他にもいろいろ。 とにかく、何にも考えないで書いたので(^^;


>7巻の青木が・・・・・・・

あ、やっぱりですか?
ですよね~、ちらっとそんなことも考えてしまいますよね。
うふふ、でも漫画ですから。 あれでいいと思います(^^
青木さんらしい、薪さんらしい、心に残るシーンでしたよね。


>薪さん任せておけん!ひ~~!!っとダダ走りで青筋たてて追いかけてきたんですね(笑)

あはははは!!
Cさまったら、せっかくの感動シーンを!!(笑)


>しかし、『お前がぴーぴー泣くから』ってーーーー!!思い切りタンカ切っといて泣くから可愛いんじゃん(笑)

そうなんですよ!
このギャップがたまりません。 コロッと持っていかれちゃいます。
やっぱり薪さんは最強のツンデレですよね。

ありがとうございました(^^

Kさまへ

こちらに鍵拍手いただきましたKさまへ

わ、それ、すっごく面白そうですね! ぜひぜひ書いてくださいませ(^^

注意書きはされてもかまいませんけど (あんまりアホらしいから追記にしただけで、隠し記事というほどでもないんです。 Rじゃないし←そこ?)
もともと考えていたことなら、特に注記されなくても、と思いますが。
Kさま、真っ直ぐな方ですね~、ますます惚れてしまいます。

どうぞ、Kさまのお心のままに。
楽しみにしてますねっ♪

 
プロフィール

しづ

Author:しづ
薪さんが大好きです。

2008年の夏から、日常のすべてが薪さんに自動変換される病に罹っております。 
未だ社会復帰が難しい状態ですが、毎日楽しいです。

しづの日誌

法医第十研究室へようこそ!
おかげさまで8歳になりました(^^♪
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