R355 バトル

 SSではありません。 興味のない方は、スルーでどうぞ。
 タイトルは、「首都高バトル」のパクリです。


 内容は、身内自慢です。
 いえ、そんなつもりは毛頭無かったんですけど、読み返してみたらどう読んでもそういう感じに・・・・・・・・。
 恥ずかしいので畳みます。

 いらっしゃいませ~。


 昨日、我が社の大型回送車(建設機械を運ぶ10t車)が盗まれたんですよ。
 
 当然キーは外してありましたが、キーボックスを切断されて、ドライバーを挿入して回し、エンジンを掛けたみたいです。 そんなことができるんですねえ。
 警察の方に聞いたんですけど、今の窃盗団はハイテクで、イモビライザー(盗難防止装置)もGPSも解除できるらしいんですよね。 プログラムを上書きしちゃうんですって。 頭いいなあ、って、感心するところじゃない(--;

 事件発生は朝の3時ごろだったと思われます。 わたしは当然、眠っておりました。
 被害に遭った車は自宅の隣の敷地に置いてあり、自宅との距離は約30m。 窓のシャッターも鍵も閉っていたし、エンジンの音に気付かなくても無理のない状況だったと思います。 

 ところが。
 超神経質でビビリ屋のオットは、その微かな音で眼を覚ましたらしいのですよ。 で、このエンジン音はうちの回送車の音だ、とすぐに分かったそうです。
 実は彼は車が大好きで、アルミホイルやらエアロやら、無くても一向に車の性能には関係ない部品に大金をつぎ込むごく潰しなんですけど。
 それだけに、車のエンジン音を聞けば車種が分かるという、何の得にもならない特技を持っているんです。 (だからオットは、知り合いの車が庭に入ってくると、誰が来たのか言い当てることができるの~。 これが100発100中だからすごい。 何の役にも立ちませんけどねっ)

 廊下の窓から様子を伺ったら、正に、10t車が資材置き場の入り口を出るところだったそうです。
 で、彼はどうしたかと言うと、
 犯人の後を自分の車で追いかけた! のです。(←キケンなので絶対に真似しないでください。)

 オットが自分の車で道路に出たときには、すでに盗まれた10t車は見えなくなっておりました。 しかし彼は迷うことなく、
 10t車だから、そんなに細い道は通れないはず。 国道に出るに違いない、とR355を目指し、自宅から15分地点で当該車両を発見。 
 すぐさま携帯で警察に連絡を入れ、(←交通違反 笑) 犯人を追跡しながら「今、××交差点を右折、××方面に向かいました」と現在地を伝え続けたそうです。

 やがて犯人一味は国道を外れて側道に入り、田舎道を10t車で爆走。 古いディーゼル車ですから、黒煙と騒音がひどかったそうです。 (沿道の住民の方々には申し訳ありませんでした。m(_ _)m)
 それを片手運転で追いかけるオット。 信号無視も3回ほど、左右確認の上、フルスロットルで追いかけたそうです。 朝の3時半でしたから、田舎道を走っている車は他にいなかったそうです。

 警察も、犯人逮捕のためには必死なんですね。 
 電話で実況中継をしていたにも関わらず、「危険なので止めてください」「後は警察に任せてください」とは、一言も言われなかったとかwww。
 電話の向こうからはずっと、「××交差点を曲がった!×号線、××方面へ!」という、パトカーに指示を出す声が聞こえてきたそうです。

 追い続けるうちに、犯人の一味らしき車に邪魔されて(黒のグロリア Y33型 八王子ナンバー だそうです)追跡を断念しましたが、
 連絡を受けた最寄の警察署からパトカーが何台も出動してくれて、それに追われた犯人は、追っ手を遮るため盗んだ車を道路に斜めに停めて放置、仲間の車で逃走したとのことでした。 
 朝の3時半から、警察の方々、ありがとうございました。

 走行妨害を受けながらもオットは、できるだけ相手の車に接近して走り、車種と色、ナンバーを警察に伝えたそうです。 オットは、車の運転だけは上手なんです。 車オタクですから☆
 結果、犯人を捕まえることはできませんでしたが、車は返ってくることになりました。 
 古い10t車とは言え、買ったら500万くらいしますからね~。 キーボックスの修理代で済めば、安いもんです。


 約1時間の追跡劇でしたが、まさか、オットがそんなことをするとは!
 いや、だってね、
 こちらでも何度かご紹介してますが、うちのオットって、本当にバカなんですよ。 でもって、意気地がないの。 わたしに叩かれても蹴られても、ぜんぜん怒らないんですよ。 おかしいよ。 (←オットを足蹴にする妻もおかしい)
 力が無いわけじゃないんですよ。 土木作業してますから、筋肉はあるんです。 わたしの体重くらいなら片手で持ち上げます。 要は、精神的なものなんです。
 だから、まったくこんなに気弱な坊ちゃんで、いざとなったら何もできないわ、このひとは。 って思ってたんですよ~。

 それが犯人を追跡して、結果的に車を取り戻したって言うから、驚いてしまって。
 警察の人も、「よくあそこまで追いかけましたね!」って感心してたし。
 その時のオットは、免許証不携帯の上に運転しながら携帯電話で話してたわけだから、普通なら罰金なんですけどね。(笑)

 現在、10t車は、放置された県道の管轄の警察署にあり、鑑識作業に回されています。 よっぽど慌てて逃げたらしくて、犯人がキーボックスを壊すために使った工具類が、助手席に残されていたそうです。
 それで犯人の指紋や手がかりが少しでも出てくれるといいんですけど。 オットが伝えた車のナンバーはね、どうせ盗難車か天ぷらナンバー(捜査をかく乱するために、あらかじめ車両のナンバープレートを付け替えておく)だから、そこからは追えないだろうってオットが言ってました。 相手もプロですからね~。


 以上、事件報告書でございました。


 4時半に家に帰ってきたオットは、髪はくしゃくしゃ、寝巻き代わりのシャツに作業ズボン、靴下も履いていませんでした。 
 でも、ちょっとだけステキに見えちゃいました。

 うちのオット、がんばりましたよね。
 うんっ、惚れ直したよっ! カッコイイじゃん!
 なんて、口が裂けても言えないので、(言えないよね?)ここで呟こうかなって(^^;

 普段は頼りなく見えても、いざというときはやっぱり男の人なのね~。 わたしだったら、気が付いても警察に連絡するだけで終わってたと思います。
 だって、怖いもん。 追っかけてって、犯人に逆襲されたらどうするのよ。
 オットにそう言いましたら、
「考えてなかった」
 ・・・・・・・・・・・・やっぱりバカだわ。



*****



 まあ、後でちゃんと聞きましたらね。
 窃盗団に外国人が多いこと、暴力団が関与している可能性があること、などはオットも承知していて、だから、
 決して相手の車の横に出ない、(躊躇無くぶつけられる)
 相手が車から降りてきたら、一目散にバックで逃げよう、(オットのバック走行は鬼のように早いんですよ~。 ジェットコースターより怖い★)
 と思いながら追跡を続けていたそうです。


 車の盗難、流行ってますからね。
 みなさんも注意なさってくださいね。
 でも危険なので、オットの真似はしないでくださいねっ!



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Mさまへ

鍵拍手いただきました Mさまへ

きゃー、恥ずかしいですっ。
本当に、ただの車オタなんです。(^^;


>運転上手いってのが、トム・クルーズのアクションを思い出させますW

トムクルーズファンに聞かれたら蹴られますー、ただの中年オヤジですー。
でも、車の運転だけは上手いです。 わたしが車の運転が苦手なせいもあると思うんですけど、彼は大型免許&大型特殊免許を持っているくらいなので、車幅感覚は優れていると思う・・・・欲目かな(^^;


>プロに狙われたらまず見付からないと言われているだけに、警察も必死だったのでしょうね。

はい、そうだと思います。
でも、ちょっと驚きました。
オットが信号無視して追っかけたのに、「危ないからやめてください」って言わないんですよ! 事故ったらどうするんだー!
でね、もっとびっくりしたのは、
最終的に、オットは妨害車によって赤信号で足止め食らって、そこに国道から大型トラックが走ってきて犯人との間に入られてしまい、振り切られてしまったんですが、
「すみません、見失いました」ってオットが言ったら、
「なんで見失っちゃったんですか!?」って警察の人に言われたって・・・・・ひどいよ、国家権力! お疲れさまでしたくらい言ってよ~~!(笑)


とにかく、無事で良かったです~。
コメントありがとうございました。

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Bさまへ

Bさま、こんにちは(^^
こちらこそ、ご無沙汰しております。


> 旦那様、音で車種を区別出来たり、バック走行が早かったり、小説に出てきそうな特技を持ってらっしゃるのですね。

人間、何かしら取り得はあるものですが。
うちのオットの場合、本当に何の役にも立たない特技で。 4×年生きてきて、初めて役に立ったんじゃないでしょうか。(笑)

お気遣いいただきまして、また、お褒めの言葉をいただきまして、ありがとうございます。
オットに伝えておきます。
あ、でも、すぐ調子に乗るんだよな~。 止めておこう。(笑)


> 地震のあと、気持ちが落ち込んで

そうですよね・・・・・
わたしも2週間くらいは落ちてたました。 明るいことが考えられなくて、妄想なんか、何にもできなかったし。 それでブログもお休みしてたんです。
Bさまは、身体にも影響が現れてしまったのですね。(;;)
あれは、抵抗力が落ちてると罹りやすいんですよね。 大人になってからのものは、とても辛いと聞きました。 どうか、お大事にしてください。


> そんななかで、しづさんの小説の続きを読んで、好きなものに触れることが出来てとても嬉しかったです。
> 滝沢さんのダークっぷりに、薪さんと鈴木さんがどうなるのだろうと、ハラハラしながら楽しませていただいています。

ありがとうございますっ。(;∇;)
って、大丈夫ですか!? こんなん読んだら、余計に落ち込んじゃうんじゃ?!
すみません~、もっと明るいものを公開してればよかったんですけど、まさかこんなことになるとは~~!! 
でも、楽しんでる、と言ってくださってありがたいです。
そうです、二次創作なのでね、「うひゃー、滝沢悪~~~」という具合に軽く読んでくださいね。(^^;

もうちょっとでおしまいなので、どうか最後までお付き合いください。
ありがとうございました。
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しづ

Author:しづ
薪さんが大好きです。

2008年の夏から、日常のすべてが薪さんに自動変換される病に罹っております。 
未だ社会復帰が難しい状態ですが、毎日楽しいです。

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