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好きだ、バカ

 お話の途中ですが。

 遡ること数ヶ月前、表題の言葉を叫ぶ映画のヒロインが可愛いと話題になりましたね。
 きっと薪さんも、
 心の中では何度もこう言っただろうな~、と想像すると、萌えます。(〃▽〃)
 絶対に口にはしないでしょうけど、薪さんはそれでいいんです。 そのために二次創作があるのよ。(え)

 そんなわけで、うちの「好きだ、バカ」です。
 なんで今日公開なのかと言うと、今日はわたしの大事な人の大事な日だから。 私事ですみません。

 あと、すっごく恥ずかしい文章なので、いや、
 文が恥ずかしいんじゃなくて青木さんの言葉に被せて自分の気持ちを語ってるよね感ありありでしかも公開が6月20日だし読む人が読んだら裏事情が分かっちゃいそうでとてもじゃないけどオープン公開はできないので追記でごめんなさい突っ込まないでください。
 ノンブレスで言い訳する間にも顔から火が出そうです……。










 オレがどんなにあなたを好きか、あなたは知っていますか?

 いつもいつもあなたのことを考えている。頭に浮かぶあなたの姿はとても優しげで可愛らしくて。想うたび、もっとあなたが好きになる。
 一日に何度も、心の中であなたに話しかける。そんなことを毎日繰り返しているものだから、どの話をどこまであなたにしたのか、分からなくなってしまうことすらあるんです。

 オレの人生は、あなたに支配されている。
 あなたに逆らうことはできない。あなたは見かけに因らず頑固で怒らせると怖いから、ふふ、勿論それは冗談です。あなたはオレにとっては大切過ぎて、万が一にも自分の不用意な言動で傷つけたりしたくない。その恐れが、オレを縛る。オレから自由を奪うんです。

 あなたに隷属することの、なんて甘美なことか。
 分かっています、オレを縛っているのはあなたの愛じゃない、むしろ逆だ。オレがあなたを愛する気持ち、その想いが己を縛っている。だってあなたはこれっぽっちもオレの気持ちを理解してくれませんものね。

 何度も言ったでしょう?
 あなたが大好きですって。
 繰り返し言ったでしょう?
 あなた以上に欲しい人なんて、この世にいないって。

 あなたは気恥ずかしそうに微笑んで、その実、全然信じてないんだ。悲しいことです。
 あなたが微笑んでくれるのはオレを落胆させないため、だけどやっぱりあなたは分かってないんです。
 悲しいのは、オレが一番悲しいのは、あなたが信じてないのがオレの言葉じゃなくて、あなた自身だってことなんです。
 あなた、自分には他人の愛を受ける価値がないと思い込んでいるでしょう? 真実の愛なんてこの世にはないと嘯くほどのペシミストじゃない、でも、それは自分には決して訪れないと決め付けているでしょう?

 あなたは頭が良過ぎるから余計なことばかり考えてしまって、しかも頑固だから、なかなか主義を曲げられないのも分かりますけど。
 でも、もう何年になると思ってるんですか? 正直、いい加減にして欲しいです。いくらオレが気が長くても、たまにイラっと来ちゃいます。

 素直に聞いてくださいよ。
 オレがあなたを好きだと言ったら、それは本当のことです。
 一生あなたを好きでいますと言ったら、それは本当のことなんです。

 未来のことは分からない、とあなたは嗤いますけど、オレには分かるんですよ。色々ありましたからね、何があってもあなたを好きだと思う気持ちは止めることができないって分かってるんです、経験上。

 オレが言いたいことは以上です。何か反論はありますか?




*****




 勝手なことばかり言いやがって、分かってないのはおまえの方だ。

 人生は長い。同じ感情が何十年も続くわけがない。少なくとも僕には無理だ。
 人の心は変わるものだ。現に、僕は鈴木からおまえに心変わりしたんだから。この先だって起こらないとは断定できないだろう?
 僕もそうだけど、おまえだって、何人かの女性と付き合ってきたんだろう? 複数の女性が過去に居るってことは、愛した人と別れてもまた別の相手を好きになれるってことじゃないか。どうしてそんな簡単な理屈が分からないんだか、おまえは本当にバカだな。

 僕だけは特別? 
 バカ言っちゃいけない、特別なんてものはこの世にない。いや違うな、逆だ、のぼせ上がってるときはみんな『特別』なんだ。僕だけが例外じゃない。僕はおまえみたいに子供じゃないし、バカじゃないから、その辺は弁えている。
 ……なのに。

 一時の感情に支配されて、大局が見えなくなる。
 気持ちが先行して、正しいことができない。

 何度も何度も自分を戒めた。はっきりと未来は見えていた、取るべき道も定まっていた、でもできなかった。
 あれほど自分を愚かしい人間だと感じたことはなかった。僕がどんなに落ち込んだか、おまえに分かるか。
 30年以上もかけて培ってきた倫理観とかポリシーとか、おまえのせいでみんなゴミになった。なにを指針にして生きていけばいいのか、見失ってしまった。
 どうすりゃいいんだ、この年になって。

 オレのせいなんですか? って、そうだ、全部おまえのせいだ。おまえが悪いんだ。責任取ります一生傍にいますって、そういうこと言ってんじゃないだろう、いま。
 じゃあ何が言いたいのかって、だから何度も説明したじゃないか、僕たちの関係は永遠に続くものじゃないから、もしおまえに好きな女性、が……できたら……僕に、遠慮しないで……。

 ちょっと待て、なんでおまえが涙ぐんでんだ、ここは僕が凹むところだろ。

 別れたいなんて言ってないだろ、ただ僕は未来の可能性として、ああもう泣くなってば。
 わかった、僕が悪かった、おまえの言うとおり、今言わなくてもいいことだった。(おまえが反論あるかって訊くから言ったんだけどな)

 それで結論は? て、おまえ、人の話を途中で遮っておいて……。

 …………。

「好きだ、バカヤロー」

 以上だ。反論なんか聞かんぞ。



(おしまい)





 思った通り、ぜんぜん甘くねえ。(笑)


テーマ : 二次創作(BL)
ジャンル : 小説・文学

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Aさまへ

Aさま、こんにちは。


> いやあ、すんごく甘いですよ(〃▽〃)

そうですか?
青木さんと薪さんの温度差が如実に現れてません?(^^;
青木さんは何でもないときでもべらぼうに愛を語れる人だと思うんですけど、薪さんはよっぽど追い詰められないと言わないから~。


> もし、エピローグで青木が恋愛の意味で好きだと告白しても「何言ってんだ、よく考えろ」とか言いそう(^^;)

受け付けないと思います。 それが薪さんなんです。

最近、やっとこさ、そう考えられるようになって来ました。 最終回の薪さんの態度は、あれでよかったんだなーって。 
自分の恋心は封印したまま、青木さんには指一本触れられない、何やってんの最後なのにーっ! て思ったんですけど、
そんなことしちゃったら薪さんじゃなくなっちゃうんですね。 
薪さんは、舞台を降りる瞬間まで薪さんらしくあって、それこそが彼の美学。 惚れ直します。

Lさまへ

Lさま、こんにちは。

きゃー、こちらの記事は恥ずかしいですーっ。
でも、Lさまに「多幸感に浸って」いただけたなら、ヘンな汗かきながらUPした甲斐がありました!


> 薪さんは“与える人”に徹しがちですよね。そんな薪さんだからこそ、誰よりも愛を受けて幸せになって欲しい。

そう思っちゃいますよねえ。 こんな健気な人が報われない世界なんて、間違ってるよっ、て。
薪さん自身はあれで十分幸せなんでしょうね。 愛する幸せを満喫しているのでしょう。 それが先生の描かれる究極の愛なんだと思います。 でもついつい、愛する幸せだけじゃなくて、愛し愛される幸せを味わってほしい、って思っちゃうんですよね。 それが一番幸せなことだって、わたしたちは本能的に知ってるから。


> 最後の薪さんの「好きだ、バカヤロー」…可愛い! 可愛すぎるー! 萌えました!

そうですか?
すっかりヤケクソのような気がしますが、いやー、Lさまったら、すっかり法十のSに慣らされ、ごほごほ。

青木さんはストレートに愛を告げられる人だと思いますけど、
薪さんは絶対に言わない人だと思うんですよね。
だから表面上はとっても温度差が激しいんですけど、一皮むけば一緒です。(笑)


悶えてくださって嬉しかったです。
ありがとうございました♪

プロフィール

しづ

Author:しづ
薪さんが大好きです。

2008年の夏から、日常のすべてが薪さんに自動変換される病に罹っております。 
未だ社会復帰が難しい状態ですが、毎日楽しいです。

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