GIANT KILLING (4)

 終章ですー。
 読んでいただいてありがとうございました。




GIANT KILLING (4)







「捜査続行だ!!」
 ドアが開くと同時に、薪は高らかに宣言した。一瞬の静寂の後、モニタールームに歓声が満ちる。

「本当ですか!」
「やった! おい、さっきの画! おまえも見つけてただろう、ジャケットの返り血」
「じゃあ、これも証拠になりますよね? 5日の早朝の」
 俄かに活気付いた研究室に、活発な声が飛ぶ。プリンターがフル回転して、次々と証拠の画が提示されていく。
 彼らが自分を信じて、あれからも捜査を続けていたのだ、と薪は知る。
 ぶつかってみて、良かった。何度打ちのめされても、僕にはこいつらがいる。こいつらが、僕に勇気を与えてくれる。僕を強くしてくれる。

 自分がいなくなった後の警視総監室で何が起きたか、また、中止命令の撤回の裏に働いていた陰の力を知る由もない薪は、ただ純粋に捜査の続行を喜び、眼を輝かせてモニターを見つめる。
 積み重ねてきた努力は、無駄にはならない。葬られる事件をすべて明らかにすることはできないけれど、こうして少しずつ、その数を減らしていくことができたら。

「薪さんっっ!!!」
 後ろからびっくりするような大声で怒鳴られて、薪は思わず椅子の上で飛び上がった。この声は青木だ。目が覚めたらしい。起きて、髪を整えようと鏡を見て、イタズラ描きに気付いたのか。
「ひどいですよ、顔に落書きなんて! 子供じゃあるまいし!」
「捜査中に居眠りなんて、気を抜くおまえが悪い」
「だからって、こんなに顔中描くことないじゃないですか!」
「顔中? ……あははははっ!! なんだおまえ、その顔!」
 青木の抗議内容に不審を覚えて、薪は振り返った。見ると、青木の顔は単なるカモメ眉毛のダサイ男から、ヒゲともみ上げをボウボウに伸ばされた原始人のような顔になっていた。額には横に3本のしわが描かれ、目の周りには睫のつもりか、幾本もの斜線が添えられている。それがきちんとスーツを着て角縁のメガネを掛け、ユデダコのように真っ赤になって怒ってる姿は、薪でなくても噴飯ものだ。
「なに言ってんですか、自分でやっといて!」
「こ、こっちに来るな、笑い死ぬっ!!」
 部下は上司の姿を見て育つ。良いところばかり受け継げばいいが、そうはいかない。大抵は、短所7割長所3割の割合で似るものだ。薪の思い込みが強いところや頑固なところ、そしてシャレにならない悪ふざけも。

「室長、資料が揃いました!」
「よし、先にデータを伝送しとけ。岡部、捜一にハッパかけに行くぞ!」
 薪は資料を抱え、岡部を引き連れてモニタールームを出て行く。背筋を伸ばし、その横顔を未来への希望で輝かせて。

 ―――― すごいよな、第九だぜ。最先端の捜査方法だぜ。

 鈴木。
 おまえと夢見たMRI捜査の理想を。僕がそれを現実にしてみせる。
 僕の手はこんなに小さくて、とても一人じゃ無理だけど、僕には頼もしい仲間がいる。何本もの手がある。僕と一緒に被害者たちの最期を掬ってくれる手が。たとえ僕の手から零れ落ちるものがあったとしても、それを受け止めて、僕に返してくれる手が。
 彼らが、僕の背中を押してくれる。だから僕は走り続けることができる、恐れずに挑むことができる。

 おまえと見た夢を、こいつらと一緒に追い続けるよ。
 僕の命の続く限り。

『Let’s  start  now  GIANT KILLING 』




 ―了―



(2010.7)




*****



 舞台裏を書くほどの話じゃないので、こちらにちょこっとメモ書きを。

 この雑文は「ジャアントキリング」というアニメの主題歌『 My Story ~まだ見ぬ明日へ~ 』を聞いて書いたんですけど、(どの辺が? と言われてましても)
 わたし、原作のジャイキリは未読でして。 アニメも見たのが2年くらい前なので、監督のタツミさんくらいしか覚えてません。 Nさん、Rさん、めっちゃすみませんです。(^^;


 この歌は、とってもいい曲です。 
 サッカー漫画の主題歌なので応援ソングになってて、聴くと元気がでる。 原作読んで凹んだときに、よく元気付けてもらいました。 超オススメです。

 で、薪さんとの共通点が、(←関連付けずにいられない病)
 全身全霊を傾けてスキルアップに努めるイレブンの様子に、悩みながらも捜査を続ける薪さんのひたむきさが重なることもさることながら、
 やっぱり2番のこの歌詞。

『明日を待ちきれなくて もがいたあの夜 人知れず流した 涙に夢は宿る
時が流れていつか 挫けそうな時 君と見た景色が 胸の奥よみがえる』

 あああ! 鈴木さんっ!! ←ドツボ。

 意に副わぬ隠蔽工作にどれだけ涙しても。
 薪さんはこれからも、鈴木さんと一緒に夢見たMRI捜査の理想を懸命に追い続けていくんだろうな、と思ってこの話になったのでした。
 
 第九が解体された今となっては、こんな風に同じ場所で捜査をする彼らを見ることはできなくなってしまいました。 それはとても寂しいことですけど、でも、
 もっと大きな意味合いで彼らは共にある。 薪さんと第九メンズは、これからも一緒に戦っていくんですね。


テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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Aさまへ

Aさま。

> 「・・君と見た景色が」鈴木さんですねー(>▽<)

でしょう!!
この系統の言葉が耳に入ると、自然に鈴薪モードになるんですー。
やっぱり薪さんは、鈴木さんを背負っているから薪さんなんですよね。 でもって青木さんには、彼の苦悩ごと愛して欲しいの。


> 第九を辞めることになったのは残念ですが所長として第九メンズを助けていけるから絆はなくなりません!

て言うか、薪さん、すっかりやり手ババア化してるので、めちゃくちゃ首突っ込んでくるんじゃないかと思うんですケド。 それこそ、彼らの交際相手のことまで調べ上げて、「あの女は止した方がいい」とか、挙句の果てには自分で仲人さんとか始まっちゃったりして。
そんな薪さん、イヤ。(笑)

ありがとうございました

こんにちは、ブログの大先輩にいろいろお手数かけちゃって本当にすみません。
しづさんもお仕事とかお忙しいのに。
丁寧なコメント、届いてます。ありがとうございます。ブログの方でお返事するよりこちらにお邪魔した方が速いかなと思いまして来ています。

今日は夏休み中には珍しく出かけていたので、気を使わせてしまってすみませんでした。何度もメール頂き、本当にありがとうございます。ブログ公式マニュアルも、詳しそうですね、そちらもじっくり読んでみます。なぜかそういうのがあることにも気付いてませんでした…。ヘルプのとこも、質問がどこから出来るのかわからなかったし、まごまごして頼ってしまいました。教えて頂いたこと、よく読んで、やってみます。

本当にありがとうございました。とりいそぎ

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shionさんへ

shionさん、こんにちは。

二重にコメント送ってしまって、すみませんでしたー。(^^;

うまく行って良かったですね♪♪
最初は誰でも悩むと思うので、遠慮しなくていいですよ~。 わたしも先輩のブロガーさんに、色々教えていただきましたから。
マニュアルはねー、ヘルプから入らないと見られないから。 管理画面の左の項目の中にあれば、目につきやすいんですけどね。 でも、かなり解り易く書いてあるので、参考になると思います。

鍵でいただいた件に関しては、
後ほどshionさんのブログにお邪魔します。(^^

原作読んでます

しづさん

こんにちは(^ ^)
ちょっとご無沙汰しておりました。
というのも、遂に!!
原作を手に入れて読んでいたのです!
その感想を自分なりにある程度まとめるまではお邪魔できないと思いまして。
いえ、まだ心は千々に乱れて・・・なのですが、そろそろしづさんのお話を読まないとパワーが途切れてきたので、とりあえずざっと感想を述べにやってまいりました。

まず、驚いたこと(主に絵に関して)。
1.青木くん、やたらめったらカッコイイ~!
何故か私の中で青木くんは性格は良いけど見た目はイマイチに分類されていて、アニメから入ったからか、うりざね顔すだれ頭(ごめんよ)のイメージしかなかったからビックリ仰天。
顔だけなら青木くんが一番好みかも←それを言うなら鈴木さんがダントツな気もしますが。

2.薪さん、若すぎる!!
勿論知ってたんですよ、童顔で高校生に間違えられるって。
にしても、想像以上あまりにも若すぎて、頼れるカッコイイ上司をイメージしていたのに、なんつーかカワイイ坊やにしか見えない(>_<)
これもアニメで年相応に近かったのが原因かと(あるいは私が年くってるから若造に見える??)。
って、私の反応って、初対面の人が薪さんに会う時とまんま一緒?
『これがあの第九の室長!?』ってヤツ。
あ、だからある意味正しい反応なワケですね(^_^;)

まずもって上記2点で度肝を抜かれ、内容以前に絵の順応で時間がかかってしまい。
やっと頭の中でキャラクターが違和感なく結びついたと思ったら、内容を追うだけではなく行間(でよいのか?絵間??)を読むのにこれまた時間が・・・。
漫画ってこういうものでしたっけ?
それとも秘密は特別にそういう作品なのか、とにかく書かれていない部分を想像で補う作業が必要になって。

てなわけで、まだ内容について意見を書けるほど読み込めていないのですが、それでも初回からあれれ?と思ったのは、、、薪さんって結構攻撃的なんですね?
特に5巻に於ける雪子さんへの態度は、よもや単純な嫉妬心からではあるまいし、かといって友人として期待(仕事に対する意識の向上を求めて)?、もしくは雪子さんの自分に対する好意(それもハッキリわからんが)に気づきそれを青木くんのために木っ端みじんに打ち砕こうと計算した上での挑発?とか色々考えてみたのですが、どうにも納得いかず。
そのあとの大臣娘誘拐事件でも最後の方で随分辛らつだったので、やはりそういう性格なのか、とも思ったり(だとしたら少しショックなのですが、まあそういう部分に人間味を感じ取るべきなのか・・・)。

もちろんハート鷲掴みシーンも沢山あって、青木くんが薪さんの額の傷にハンカチをそっと当ててあげるところは何度も見ちゃいました(//∇//)
岡部さんは踏み込まない分別があるけれど、青木くんは若いから(あるいは性格ゆえか)、薪さんの鉄壁ガードを無意識に崩していくさまにグッときました。
ヘタレと思ってたけど、青木なかなかやるじゃないの~!

実は原作を読んだ時に、ひょっとすると私は原作の薪さんを好きになれないかも・・・・・・と思ってしまった瞬間があって。
今後しづさんのところにお邪魔するのも遠慮すべきではないかと、一時はそこまで落ちてしまったのですが(原作ファンでないならお話する資格がないような気がして)。
でも、それからまた何度か読み、脳内で薪さんの心情を補完する作業を続けていく内に、ハイ、またすっかりとりこになりました、イェーイ\(^o^)/

思うに、私の中でしづさんちの薪さんがあまりにもウェイトを占めていたために、現実の薪さん(というか原作の薪さん)に気持ちがついていかなかったのかなぁと、自分なりに分析しています。

最後に、ジャイキリの感想を(自分のことばっかり長々とすみません)。
とうとう総監が!!!
総監までもが薪さんの色香、じゃなかった、魅力に目覚めてしまった?!
ってか逆に、これまで薪さんに骨抜きにされていない総監もある意味スゴイ。
そうとうニブイ、いや、鉄の自制心の持ち主?
さすがトップに君臨するだけのことはある(ほめています)!
次長派と官房長派は、7:3なんですね。
もっと僅差なのかと思っていました。
これをひっくり返すとなると、確かに大番狂わせですね。

さて、薪さんは今回中園さんが画策しかけたことに気づく日がくるのかしら?
その時またショックを受けてしまうのかな。。
いや、既に彼は傷付かない強い心を手に入れている、例え傷付いてもそれを癒してくれる愛に囲まれていることに気付いているから、大丈夫かな。

あーん、やっぱりしづさんワールド大好き!!!

というわけで、これからまたこちらで心の充電を図りたいと思います。
それではまた!

メロディ

しづさま

ジャイキリ、薪さんが嬉しい結末で良かったです。
さて、明日はメロディ発売日。今月号は付録のクリアファイルが欲しいので買いますが、次回以降買い続けるか悩んでいます。秘密が掲載されていないのに買う理由が…。こんなことで悩んでいるのは私だけでしょうか。

夏子さんへ

夏子さん、こんにちはー。

原作、ゲットおめでとうございます!
感想ありがとうございました。(^^


> 1.青木くん、やたらめったらカッコイイ~!

そりゃあ薪さん、面食いですもの。(ちがう)
主役は青木さんですからね。 ビジュアルもそれなりに。
アニメの青木さんはね、もうひどかった……薪さんも酷かったけど、青木さんはもっと酷かった。


> 2.薪さん、若すぎる!!

1巻の薪さんは、完全に高校生でしたね☆
アニメの薪さんは30代に見えました。 自分のこと「おれ」って言ってたし。
夏子さんの反応は正しいです。(笑)


> それとも秘密は特別にそういう作品なのか、とにかく書かれていない部分を想像で補う作業が必要になって。

これをしないと『秘密』は読めません。
えっとね、さらっと読んでる人もいると思うんですよ。 でも、表面だけ読むと、矛盾だらけで訳が分からなくなるんじゃないかと……わたしの親友がコレなんですよね。 毎号貸して読ませてたんですけど、最後まで読んだ感想が、「意味わかんない」でした。(笑)
薪さんは綺麗だと思うけど、ストーリーはよく分からなかった、と言うことらしいです。 普通漫画って、考え考え読まなきゃいけないものじゃないしね。(^^;


> 特に5巻に於ける雪子さんへの態度は、

ふっふっふ。
わたしもここで嵌ったんですよ。 抜け出すのにエライ苦労しました。 この地獄から抜けたくて、創作を始めたと言っても過言ではありません。
4巻まで読んで、がっつり薪さんに惚れちゃってましたからねー、認めたくなかったですねー、薪さんが雪子さんに嫉妬して攻撃するなんて。 こちらに関しては色んな解釈がありましたけど、どんな気持ちでそれを為したにせよ、この態度には引きましたね。 でもって、雪子さんもやり返すじゃないですか。 この二人、てっきり友達だと思ってたので、(4巻の時は仲好さそうじゃなかったですか?) あんな事件があったのに友達でいられる彼らは二人とも素晴らしい人間なんだ、と信じていただけに大ショックでしたね。

だからうちの創作では、その辺がぜーんぶ引っくり返ってて。 
薪さんの性格も大分違うしね。(^^;
うちの話はギャグってこともありますけど、元がアニメの薪さんなので。 活動的だし、言葉も乱雑。
ここから入ってしまうと、違和感も大きいですよね。 すみませんでしたっ。(><)


> もちろんハート鷲掴みシーンも沢山あって、

わたしのお気に入りはですね、3巻の特別編で、
「青木さんの顎にボールペンを押し当てる薪さん」でございます♪ うちの二人の原点はあそこですね。 女王様とドレイ。(笑)




> とうとう総監が!!!

ちがいます。(笑)
この話は、7巻で総監が薪さんに人質救出の説得をされるところを読んで書いた、のかな? (すみません、忘れました)
原作の総監は薪さんの味方だと思ってたんですけど、実のところはどうなんでしょうねえ? ←この、最後まで読んでも不明点が沢山残っているのが秘密クオリティ。


> 次長派と官房長派は、7:3なんですね。

この時点ではまだ旧第九壊滅事件の余波で、第九の責任者である官房室の勢力が弱まってるんです。
でもこの先、薪さんが官房室入りすると、これが6:4くらいになって、
『破滅のロンド』事件で次長派の勢力がぐっと弱まると、逆転するんじゃないかと。

> さて、薪さんは今回中園さんが画策しかけたことに気づく日がくるのかしら?

どうでしょうねえ。
ただ、そうですね、
> 例え傷付いてもそれを癒してくれる愛に囲まれていることに気付いている
うちの薪さんは、大丈夫ですね。(^^


> というわけで、これからまたこちらで心の充電を図りたいと思います。

ありがとうございます!
大好き、とのお言葉、とっても嬉しいです♪
こんな拙い作品を何度も読み返していただいて、きゃー、本当にもう埋まりたいくらいですー!

夏子さんにたくさん励ましていただいたおかげで、新しいお話も書き終りました。 只今見直し中です。
公開の際には、どうぞよろしくお願いします。

メロディ編集部恐るべし

しづさま

次号から秘密スピンオフ連載だなんて!!
購入継続決定です。
でも、青木が出ないとなると鈴薪!?的な…

若かりし頃の薪さんのお話なんて、しづさまが書かれたお話を思い出します。

5巻の薪さんについて

すみません、夏子さん、しづさん。お話に割り込ませて頂いてもいいでしょうか(と言いながら割り込んでます)。
あのう~薪さんの弁護させて下さい。

 私も4巻までに薪さんを好きになってたので薪さんサイドの考え方かもしれないんですけど。
私は、言い方はきついけど薪さんの言ってることはわかると思いました。薪さんて、捜査にかかわる人間には徹底的に厳しいけど、事件に関わる人(被害者とか)のことは、普通の人の及ばないほど真剣に考えてますよね。私は、ここは、あくまで、雪子さんの友人のことを考えてのことだと思ったんです(89ページあたり参照)。
雪子さんは彼女がDVにあってることを見落としてるし、屍蝋化死体のことと併せて、二重に彼女に対して(彼女のお兄さんに対しても)雪子さんのやり方がよくないと思ったから、と私は解釈しました。それと、もしかしたら、何か、天涯孤独の薪さんの過去に何か辛いことがあったのだろうかと。嫉妬は思いつきませんでした。
でも、薪さんの言葉は要約すると「解剖の腕はいい。ただ、もっと想像力を働かせろ。世の中にはいろいろな状況の人がいるってことに目をむけろ」ってことだと思うんです。あくまで仕事上での関する非難です。もちろん、青木が言うように、解剖医としてはそこまでしなくてもいい、普通は。でも、この場合、死体から事件を追及しようと強く主張したのは雪子さんだし、関わっているのは他ならぬ雪子さんの親友だから。だから、そこまで言ったんだと思うんです。

 でも、雪子さんの言い返した内容は性的嗜好に関する個人的な非難です。それも、薪さんを出来る限り傷つけることが目的で、薪さんをいちばん傷つける言葉だとわかっていたから、言ったんです。だから、私はこの時の雪子さんがすごく嫌いです。
 8巻の「一期一会」のエレベーターでの雪子さんを嫌う人も多いようですが、私はむしろ、こちらの場面は仕方ないと思います。雪子さんは故意に薪さんを傷つけようとしていたのではないし、婚約者を亡くしたという立場を考えたら…。もちろん、薪さんファンとしては辛くて痛いシーンですごく胸が痛みましたが。

 
  
                                  

薪さんの弁護・続き

すみません、昨日の薪さんの弁護の続きをさせて下さい。

滝沢が、薪さんのこと、昔はニコニコして周りに気を使ってたと言ってましたよね。
 薪さんは天才的に頭がいいから、多分、昔だって、内心部下たちにイライラしたり、5巻で雪子さんに言ったくらいのこと思ったりしたこともあったと思うんです。でも、普通そんな本音は言わないし薪さんだって言わなかったんですね。
それを変えたのは、ひとつには、第九への風当たりや世間の偏見をなくすには仕事で成果をあげるしかないということで、辛くてもあえて第九にとどまって鈴木さんと描いた第九の将来を実現するため仕事に妥協を許さない、という気持ちがあるかと思います。

 でも、もっと大きいのは貝沼のことじゃないかと思います。貝沼にゆがんだ愛情を一方的に抱かれ、それが40人もの命を奪うことになったのがトラウマで、人に愛される、好かれることに憶病になってるんじゃないかと。だから、人に好意を抱かれないような物言いをするようになったのかなあと思うのです。加えて、鈴木さんの件で、自分には周りの人に好かれて、楽しく生きていくことを自分に許さない気持ちもあるのかなと考えています。

 ところで類さん、来月以降も薪さんに会えるの嬉しいですね。皆で応援しましょう。

 

類さんへ

類さん。
お返事、こちらにまとめさせていただきます。


「ジャイキリ」読んでいただいてありがとうございました。(^^
薪さん、知らぬが仏ですね。<ちょ、ひど。


> 次回以降買い続けるか悩んでいます。

すみません、わたし、買う気ありませんでした。 悩んだ類さんは、良心的な方だと思います。
と、自分の非情を憂いていたら、

> 次号から秘密スピンオフ連載だなんて!!

きゃー!!!
思わず書店に駆け込んじゃいましたよ! 確かめました、過去編ですね!
「創世記」ですからね、初期の第九の話でしょうね。 すずまきすとさんはお祭りですねっ! あおまきすとにはちょっと寂しいかも~。

でもってクリアファイルが!
こないだ書き上げた話 (SITとの銃撃戦の話) に、あまりにもピッタリな絵柄で! うおおおお! ←吼えた。
この青木さん、カッコいい!! むっちゃカッコいいですよね!? いやー、惚れるわー。


> 若かりし頃の薪さんのお話なんて、しづさまが書かれたお話を思い出します。

あんなダメ警官じゃなかったと思います。(笑)


12月号、楽しみですねっ。
10月末はコミックスの発売も重なってて、しかも同時2冊発売だし、加筆ありだし、盆と正月とクリスマスがいっぺんに来たみたいですね!(←主婦は地獄)
先生、長期連載が終わってお疲れでしょうに……ありがとうございますー!
もう本当に、「生きる希望が見えてきました」(笑)





しおんさんへ

薪さんの弁護、歓迎です。 

薪さんは、常人とは、背負ったものの重さが違いますからね。
貝沼のことや鈴木さんのことで、自分は他者の愛を受けるに値しない人間だと思い込み、わざと他人との間に壁を作っているとか、鈴木さんの遺志を継ぐために第九に留まり、そのために仕事に対しては過ぎるほどに厳しいとか、
それはわたしも同じ意見です。 創作にも書いてきたつもりです。
そこに注目して、薪さんの心情に沿って話を追えば、しおんさんの仰るように、彼の言動は無理からぬことであり、否定されるようなものではなかったのでしょう。
ただ、わたしの倫理観とは合わなかっただけです。 これは個人的な問題です。

5巻の薪さんの是非については、意見が分かれるところだと思います。 過去、ブロガーさんの間でも議論されましたしね。 漫画に正解があるわけではないので、結論は出ないんですけどね。
わたしは否定派でした。 
道徳の教科書じゃありませんからねー。 キャラクターは常に正しい行動を取るとは限らないし、正直すみません、わたしはそういうキャラには魅力を感じません。 人間、間違うから気付きがあって、成長があるんです。 そういう話が好きです。

否定派として述べたコメントの原稿は残ってますけど、ここでは繰り返したくないです。
わたしは基本的に、コメントでいただいた感想については、原作・創作ともに、否定しないことにしてるんですよ。 
これはわたしの個人的な考えですが、
人の感じ方は人それぞれで、それはその人の人生観だとかこれまでの経験とか今置かれている状況などが密接に絡み合って生まれるものだと思います。 その方のバックグラウンドを存じ上げないのですから、わたしはその方がどうしてそういう感想を抱いたのか理解できない訳です。 その経緯も解らないままに人様の感想を否定するのは、その方のご意見だけではなく、もっと大事なものまで否定してしまうのではないかと思うのです。 
(もちろん、記事として上げている場合は別です。 記事はブロガーの主張だし、それを覚悟の上で公開するのですから、賛同も反対もきっちりコメントしていいと思います)
だから、夏子さんのご意見も、しおんさんのご意見も、否定しません。 両方、大事です。

ただひとつだけ、
> 嫉妬は思いつきませんでした。

これは26P前後のやり取りから、そう感じました。 この辺も、解釈が分かれましたね。
ただ、ここを嫉妬と取っておくと、最終回の薪さんの精神的成長に震えるような感動を覚えるんですよ~。 薪さん、成長したなあって。 で、最後にまた惚れ直すと。 お得ですよ。


国語の勉強じゃないんでね、自分が感じたことが一番大事だと思います。 お二人とも、どうかご自分の意見を大事になさってください。 

と言うのは、わたしの個人的なポリシー以外にも理由があって、この話、
どっちに解釈するかで違った感動が味わえる作りになってる、からです。
先生はさすがにプロです。 どっちの捉え方でも、最後はちゃんと感動できるように作ってあります。 わたしは否定派ですけど、わざとこう描いたんだな、と思ってるくらいです。 
肯定派の人は、彼の仕事に対する熱意と被害者への愛情に感激するでしょうし、
否定派の人は、この後の薪さんの態度の変化に彼の人間的成長を感じて、ものすごく感動するんですよ~。

色んな意見があるのはいいことだと思います。 作品に幅が出ますし。
ご意見、寄せていただいてありがとうございました。

ありがとうございました

しづさん

丁寧なコメントありがとうございます。
ここは、過去に議論されてたんですね。そうか…もっと早くから読んでなかったの、残念です。
 
 私はコミックスで一気読みだったんで、5巻も7,8巻あたりもほぼ同時に読んだといっていいくらいです。だから、7とか8あたりでいっそう薪さんに惚れ込んで、「重いものを背負っているけどそれでも人間として大切なものを失わない人」という前提でさかのぼって5巻を振り返り、最大限好意的に解釈したと自分でも思います。初めて読んだ時は私も「?」という気がした覚えもあるんですが、途中でやめられなくなって夜中だったし、先へ先へと一気に読み進めていたから、解釈はあとづけ、みたいな感じです。
(あと、関係ないかもしれませんが私は読書サイトで自分の読書記録として読んだ本の感想を書いたりするんですが、他の人も読めるので、これを好きな人もいるかもしれないと思うと作品にしろ人物にしろ否定的に書く勇気がなくて、基本、好意的に解釈というスタンスになっちゃいます)。

でも、私も、いろんな解釈があると思うし、もちろん夏子さんを否定してるわけじゃありません。好意的に解釈すればこうなりますということで(熱く語り過ぎたでしょうか?すみません)。
それに、そうですね、薪さんだって誰だって、いつでも正しい行動をとるとはかぎりません、おっしゃる通りです。青木の成長物語と聞いていましたが、薪さんだってまわりの人の影響を受けたり、成長したり、変化していく部分はあるはずですよね。
ちょっと今度はそのあたりに注目して読み返してみようと思います。

 最後の、肯定派でも否定派でも感動できるつくり、というところ、なるほど~、と思いました。改めてすごい作品ですね。
漫画読んで人物の言動をここまで真剣に考えたのも初めてです。途中議論されていろんな考え方にふれてらした方の読みはやはり深いなあと感じます。独りで一気読みしちゃうと少しひっかかったところでも自分の解釈で思いこんでしまったままになってるところがあるから、今回、あらためて考え直してみることができてとても新鮮だったし、ご意見伺えてよかったです!
ほんとうにありがとうございました。

次のお話「パーティー」楽しみです!「たとえ君が消えても」はタイトルが不穏…でも最後は大丈夫と信じてミニスカポリス楽しみにしてます!



しおんさんへ

しおんさん、はじめまして!
超新参者なので、他の方とコメ欄でお話できるのとっても嬉しいです(*^^*)

否定されたなんて感じてませんでしたよ〜。
むしろ、通りすがりの私のために沢山メッセージもらえたみたいで嬉しかったです。
亀レスですみませんが、しおんさんのコメントをふまえてもう一度感想あげます。

さて、鬼門(私的に)の5巻。
そうか、誰よりも事件関係者の気持ちに寄り添っていたが為に、あのような手厳しい言い方になったわけですね。
しおんさんにそう言われると、すんなり心に入ってきました。

実はこの辺りで薪さんを見失ってしまい、自分でもどうしたら良いのかわからない状態でした。
どうしても残る違和感。

私はいっそ、嫉妬説にすがりつきたかったのです。
監察医として傷の見たてを間違ったことは致命的ですし、その他今回の事件に関して雪子さんの犯したミスは沢山あげつらえるでしょう。
しかしだからといって、医者を生業とする彼女に対し、未来永劫断罪するような発言をあの薪さんがするなんて!

嫉妬あるいはその他の苦しい仮説にすがりつかなければ、薪さんの一連の発言を私自身が許容できないのです。
我ながら心が狭い。。
薪さんのことを好きだからこそ、寛容になれなくて。

しおんさんのコメントを見て読み返したら、確かに150ページで雪子さんに寄り添う青木くんを見て微笑んでいる←初めて気付いた!
良かった(涙涙)、それでこそ私が好きになった薪さんよ!
しおんさんありがとう!!
きっと、薪さんの正義は時にあまりに大きすぎて、その他のことを凌駕してしまうのですね。

雪子さんの逆襲についてはさほどインパクト感じませんでした。
その直前の薪さんの執拗さを思うと全てが色あせてしまって。
衆人環視の中プライドをズタズタにされ、何らかの仕返しをしてやりたいと思うのは至極当然かなぁと。

彼女が持ち出したカードはお世辞にも品が良いとは言えませんが、雪子さんは第三者的に薪さんを非難したのではなく、自分を恋愛対象として見てもらえない悔しさもぶつけたかったのだと思いました。
中傷したいだけなら、皆のいる前や、それこそ青木くんにバラすこともできたわけですし。
無論この時最大の目的は薪さんを傷付けることにあり、その意味で見事目的を達しますが。

逆襲そのものより、本当に薪さんに想いを寄せてたの?!、キレてリモコン投げつけたよ!、いきなりプロポーズ?!とそれらに衝撃大でした。。

エレベーターでの邂逅は、お互いの感情をぶつけ合い昇華できたようで、結果オーライだと思いました。
飲み会で『雪子さんを大切に』と祝福した薪さんが気持ちの整理をつけたように見えたので←そこに至るまでの薪さんの心情を慮ると痛々しいけれど、これが私の理想とする薪さんの姿なのです。

負の感情って持ち続けるの辛いです。
それは内側から静かにそして確実に自らを蝕みます。
私は、しおんさんのコメントで5巻のノロイから浮上することができました。
本当にありがとうございました(*^_^*)

改めて、秘密って素晴らしい作品ですね。
遅ればせながらもファンになって良かった。
こうやって原作に対する気持ちを自分の中に探し出す作業が、すごく楽しい!

しづさんファンの方は皆さん、こんなに優しくて親切なのかしら?
まだお尻に殻がついているひよこファンなので、これからも空気読まなかったりタブー発言したりするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

しづさんには改めてコメしますね!

追伸:しかもまだ8巻までしか読んでいないので、滝沢さん知らないんです。中途半端でスミマセンm(_ _)m

しつこく5巻について

しづさん

これからも清水先生の連載が続くってことですか??
わ〜い、これはビッグニュース!!
秘密は終わったわけじゃなかったんですね。
しかもいよいよ鈴木さんの登場とは!
これからも新しい薪さんが見られるの、とても嬉しいです。

さて、しつこく5巻について。
そうか、当時ファンの皆さんの間でも話題になっていたわけですね。
薪さんファンであればあるほど、受け入れ難いエピソードですよね。

でも、先程しおんさん宛のコメントにも書いたのですが、私かなり立ち直ってきました。
当初はしばらく放っておくという作戦に出たのですが(何度読んでも許容範囲外だったので)、また今回コメントを書く上でパラパラと読み返し。
しおんさんの書いてくれたことを前提に読んでみて、反省してました。
わたし、薪さんに理想を押し付けて見ていたんだなあ、と。
そうですよね、時にはなんでやねん!ってことをするから面白いんですよね。
あの場面は何度見てもイヤーなんですけど、それも成長の一過程としてあたたかく見守ろうと思いました←何故か上から目線。
はよもっと大きくなってくれ(物理的じゃないからね、怒らないで薪さん)!

3巻のあごボールペン、記憶になくて今見返しました。
なるほど、ここはヤケに急接近ですね\(//∇//)\
遠近法のせいか、青木くんの鼻は薪さんの髪に埋もれてるし!
2人っきりで夜だし!
だのにひたすらおびえる青木くん。。
さすがSのしづさんイチオシのシーンですね。
大変美味しゅうございました〜(^^)

次のお話は竹内さん出てきますよね!
うふふふふふふふ、楽しみすぎてニヨニヨがとまりません。
と〜っても楽しみにしております!

しおんさんへ

しおんさん。


> ここは、過去に議論されてたんですね。

議論と言うか、それぞれの解釈を自分のブログに載せてらっしゃいました。 そこにコメントを入れてたんです。 もともとわたし、レビュー書けないしー。 あれ、頭よくないと無理。
(わたしの知る限り) 秘密ブロガーは全員薪さんファンなので、断然、好意的に解釈する人が多かったです。 わたしは異端な方でした。 今もそうですけど。(^^;

その当時、好きな人を肯定できないの、すごく辛かったです。 だから何とかして、薪さんが悪く無い解釈を見つけようと必死になったりもしました。 鋭い薪さんのこと、雪子さんの気持ちに気付いていて、彼女を自分から遠ざけようとした、というのも考えました。 (でもそうすると4巻と矛盾する)
いっぱいいっぱい考えて、でもどうにもならなくて、薪さんを嫌いになることはもっとできなくて、苦しんだ挙句に二次創作を始めました。 ので、この作品群はわたしのリハビリです。


熱く語り過ぎ、なんてことはございません。
薪さんのことですもの、夢中になって当たり前です。 ましてやしおんさんは、薪さんに恋をして数ヶ月と言う、新婚さん状態(??)じゃないですか。 お気持ち、すごくよく分かりましたよ。 
わたしも4年前はこうだったのよね……4年の間にすっかり虐待慣れして (だってあの展開(TT) 素直な心を失ってしまった気がします。 しおんさんを見習います。

夏子さんからも、しおんさんにお手紙届いてました。 よろしくです。(^^



>  私はコミックスで一気読みだったんで、

なるほど!
わたしがハマったのは5巻発売の2ヶ月くらい前だったんですよ。 メロディ本誌では過去編(岡部さんとの出会い)をやってて、雪子さんとはリモコン投げたまま、ほったらかされたんですー。(><)  だもの、そればっかり考えちゃいますよ。
7巻、8巻になると、(わたしの解釈で行くと) 薪さんは成長なさるんですよね。 そして本当に大切なものは何なのか、気付く。
青木さんが生きていてくれること、彼が幸せになってくれること、それ以上に大切なものなんかこの世にない、僕の心さえも。
薪さんがこの聖徳を得るために、5巻のあれは必要な躓きであったと。 わたしはそう解釈して、そしたらね、
5巻の薪さんのかわいいこと!!!
もう、本当に可愛く見えるの! 必死に突っ張っちゃって、まー、ツヨシ君たらっ! ←おばちゃん、もう大変。


> でも、私も、いろんな解釈があると思うし、

秘密は読む人の数だけストーリーがある、ってどっかのブロガーさんが言ってた気がします。
目線によって、キャラクターの言動が違う意味を持つんですね。
本当、すごい作品ですよねー。


> 漫画読んで人物の言動をここまで真剣に考えたのも初めてです。

わたしもです。
だって漫画だよー、本来は仕事の息抜きに読むもんじゃないですか。 それを仕事よりも真剣に読んで、一コマ一コマ丹念に検証して、なにやってんの、わたし! って思いましたよ。
メロディ、出るたびに落ちたり浮かれたりして、仕事が手に付かないしね。 4年間、立派な秘密廃人の日々でございましたよ。
ああ、懐かしい。


> 次のお話「パーティー」楽しみです!「たとえ君が消えても」はタイトルが不穏…でも最後は大丈夫と信じてミニスカポリス楽しみにしてます!

す、すみません、「パーティ」は延期に、(実はまだ読み直ししてない)
「たとえ~」の方を先に公開します。 理由は、
クリアファイルが創作のイメージにピッタリだったから♪  (自己中ですみません)



メロディでは、12月号から過去編がスタートしますね! 楽しみですね。
こちらはリアルタイムですから、感想書いてくださいね。 読みに行きます。(^^



夏子さんへ

夏子さん。

> これからも清水先生の連載が続くってことですか??

そおなんですよおお!!!
清水先生は以前イベントで、「事件中心の話を描きたい」 と言った意味合いの話をされていたので、秘密のスピンオフがあるかも? と期待はしていました。
でも、事件中心、て仰ってたし、岡部さんと今井さんが主役になって薪さんは出てこないとか、そういうものを想像してました。
それが、
過去編! しかもキャッチコピーが、
「待望の「秘密」スピンオフ新シリーズ!!
青木と出会う以前の若き薪が、数々の難事件に挑む!」 と来ましたよ!
つまり、

薪さん出演決定。
新シリーズ=連載になる。

と言うことですよね?
もう新しい薪さんには当分は会えないだろうと思っていただけに、とっても嬉しかったですー♪


> しかもいよいよ鈴木さんの登場とは!

これはね、実はちょっと不安があります。
色々捏造しちゃったし、理想を重ねてしまった部分もあるので、想像したのと全然違ってたらどうしようって。 具体的には、
雪子さんといちゃいちゃしてたらそれはイヤ。<おい。
薪さんが鈴木さんのこと、只の友人としてしか見てなかったらそれもイヤ。<こら。
鈴木さんが何よりも薪さんを最優先に考えてなかったら絶対にイヤ。<いい加減にしろ。


…………ムリだな。(笑)



> さて、しつこく5巻について。

ふふふ~、当時、夏子さんと同じように「5巻は鬼門だ」と仰った方、何人か知ってます。
でも、わたしがこの四年の間に、鬼門だったが故に大きな感動を得たように、みなさんもそれぞれ解決されたことと思います。 
夏子さんも、気持ちが軽くなったみたいでよかったですね。(^^) しおんさんの熱い弁護のおかげですね。 愛だなっ。


> 当初はしばらく放っておくという作戦に出たのですが

いやあの、実際にね、ここで秘密から離れちゃった人も知ってます。 ついていけない、って。
当時はわたしもものすごく苦しんでいたので、無理もない、と思ったのですけど、今になったらやっぱり、あの時止めなくて良かったとしみじみ思います。 5巻のエピソードが無かったら、ここまで薪さんに嵌らなかったし、今の感動もなかったと思うので。


> わたし、薪さんに理想を押し付けて見ていたんだなあ、と。

そうなんですよ!! わたしもそうだったんですよ!
薪さんはね、天才だし人徳者だしで、絶対に間違ったことはしないと信じてたんです。 

これもわたしの押し付けなんですけど、薪さんは鈴木さんを殺してしまったことで、その恋人である雪子さんに絶大な負い目を背負ってしまったものと、4巻の頃は思ってたんですね。 だから薪さんは青木さんを好きでも、二人が惹かれあうのを見守る事しかできなかった。 だから青木さんの代わりに自分がプリント配ったんだ、彼女の新しい恋を邪魔するなんて絶対にできないんだ、と思ってたんです。
そしたら、ガンガン攻めとるやん。 しかも衆目の中で。
いくら仕事のこととはいえ、てか、第九の人間が「監察医として致命的」って、え、薪さん、専門外じゃないのかい、とか思っちまいました。
つーかね、あそこで言い合いになったのって元々、再犯の可能性があるってんで葵のアパートに駆け付けなあかん、という緊急事態に、雪子さんがカンチガイして薪さんを止めるから、薪さんがキレたんだよね。 雪子さんも悪い。 でも、薪さんは天才なんだから、それくらいのことでキレないの。 「再犯の可能性があります」とだけ言えば、それで済んだでしょうに。 ヤバいと思ったら言ってる間に駆け付けたらええやんか。 彼女の想像力の無さがこれからの彼女の監察医人生に影を落とすと思えば、友人としてそれを示唆してあげるなら、なにも皆の前であんな言葉であんな顔して言わなくてもいいじゃんよ。 (このコメントを読んだ薪さんファンから抗議の手紙が殺到すると予想。 昔の事なんで、勘弁してください)

と、当時はめちゃめちゃ酷いこと考えてました。 わたし、心狭いし性格悪いし思いやりないしで、薪さんはあれだけのものを背負ってるんだから仕方ない、て考えられなかった。
でもこれね、思うたびに薪さんへの愛と板挟みになって、ものすごく苦しかったの。 あんまり悩みすぎちゃって、わたしこの時、摂食障害になって生理止まりました。 (←これ、めずらしいことじゃないです。 同じ経験をしたことがある秘密ブロガーさんを3人ほど知ってます。 秘密おそるべし)

と言う具合に2年くらいはグチャグチャ考えていたんですけどね、あれを成長を描くためのオトシだったと思ったら、
ああ、なるほど!! 必要なことだったんだ、って。
今は、5巻の薪さん、めっちゃ愛おしいです。

その地獄から抜け出た時のこと、こちらに書いてあります。 よかったらどうぞ。

http://daiku756.blog47.fc2.com/blog-entry-603.html#more

わたしが原作に望むこととか、余計なことも書いてありますけど、あんまり気にしないでください。



> あの場面は何度見てもイヤーなんですけど、それも成長の一過程としてあたたかく見守ろうと思いました←何故か上から目線。

ええ、ここは信じて大丈夫だと思います!
最後、ものっすごく感動して、薪さんのこともっと好きになる。
11巻と12巻、日本では10月29日発売予定です。 夏子さんの所に届くのは、いつになるのかな。 早く読めるといいですね。(^^


> 3巻のあごボールペン、記憶になくて今見返しました。

イロケのないシーンなんですけどね。
好きなんですよね~、こういうの。 本人たちは無意識だと思いますけど、周りからどんな目で見られている事か。(笑)



> 次のお話は竹内さん出てきますよね!

あ、すみません、「パーティ」は先送りに……
次の話に竹内は、ほんのちょっとですが出ます。 2ページくらいかな?(83Pのうちの……すみません)
2万5千拍手のお礼に書きました。 の割には物騒な話になっちゃったんですけど。
どうかよろしくお願いします。

夏子さん、しづさんへ

こんにちは。お二人のコメントを見て、また新たに気付いたこともあり、またまたお便り致します。
前回の投稿に関しては、「夏子さんもしづさんももう乗り越えたみたいなのに余計なこと言ってKYだったかな」「好きな人がしたことだからって全面肯定もどうだろう」「言い方が悪くてお気を悪くされたりしてないかしら」などあとで色々考えちゃいました。でも、お二人に温かいコメント頂いて嬉しいです。そしてしづさんには私の気持ちを「新婚さん状態」とみすかされてますが全くその通りです、はい。

で、今回私が納得したことと新たに気づいたことなんですが。

 まず、お二人がおっしゃるように薪さんの雪子さんへの非難、雪子さんに落ち度があっても皆の前でいうことはないし、言い過ぎです。私がした弁護でかなり情状酌量はできますが、全面肯定はちょっと苦しいです。弁護しながらも実は内心でちょっとだけ、(そうはいってもここまで非難することもないのに)と思う気持ちもありました。
でも、しづさんの「原作について思うこと」を読んで、「7,8あたりでもっと大切なことに気づいて薪さんが成長した」とみるとなるほど!!これは全く新しい見解でしたが、検討してみると、わずかなひっかかりもなくなって、ものすごく、腑に落ちました!!そして読み返すのが辛かった5巻の薪さんが可愛く、愛しく見えます!!…って、夏子さん、あれだけ熱く説得しておいて鞍替えしちゃってすみません。自分でも驚いてます。
  それにしても、リモコン投げてから放置されてたって、そりゃ、読者はそこばっかり考えちゃいますよね。ただでさえ2カ月に1回なのに。清水先生……。

 次に、夏子さんの、「恋愛対象として見てもらえない悔しさもぶつけた」「雪子さんは皆のいる前や青木くんに言うこともできた」というところ、すごく納得しました!!本当にそうですね、どうして気づかなかったんだろう。さらに、「8巻のエレベーターでの中でのやりとりで昇華した」という解釈、これも、なるほど!と思いました。これからは夏子さんのおかげであのエレベーターのシーンが辛くなくなります!ありがとうございます!
 
 ただ、今回、私はたいへんなことに気づいてしまいました。5巻の言い争いのあとで、青木がプロポーズしてますが、そのことや、リモコン投げたことなどで衝撃が…という夏子さんの文を読んでハッとしたんです。ここって普通驚いたり衝撃を受けたりするところですよね。私、殆どスル―してました。初めて読んだ時に、「この時プロポーズしたのか、ふーん」と思っただけで。雑誌で最後の方を読んでからコミックスの1巻から一気読みという変な読み方をしてしまったので、雪子さんが青木の元婚約者って知ってたからです。そのうえ、結末も。でも、これって、先に犯人の名前を聞いてから推理小説読み始めるのと同じなんじゃ…(今頃気づくバカ)。
なんか、そういう、見落としたり、勝手に思い込んだり勘違いしたり、というようなことが他にも沢山あるんじゃないかという気がしてきました。青木が薪さんを救う場面も、連載でずっと読んでた人にはどんなに感動があったろうと思いますが、そこから読んだのではね…。今までは、「ファンになってすぐ終わっちゃったけど、出会えたことを喜ぼう」とか、「連載で読んでたら心配のあまり病気になってたんじゃないか(本当に摂食障害とか生理止まるとかなってたんですね…わかります)」とか、ポジティブに考えていたのですが、でもやっぱり、「痛恨」です(どよーん)。
 今魔人が現れて望みを叶えてくれるって言ったら、「一時的に秘密に関する記憶を消して、まっさらな状態で初めから、雑誌の1回分毎に休憩させてゆっくり読ませてほしい」って言いたい。

 だから新連載がリアルタイムで1回目から読めるのはものすごく嬉しい!んですが、でも私なんて、エピローグ読んで最初勘違いして悲しくなって泣いちゃったバカ者ですから、きっと、感想なんか書いてもとんちんかんなこと言って失笑されるだけだと思います(すっかり後ろ向き)。しづさんの楽しい新連載「パーティ」でも読んで気を取り直し…え?青木くんがいなくなっちゃう話?…(;゚Д゚)

 長々と書いちゃいましたが「秘密」について語りあうことができて楽しかったし、新しい見解を教えて頂いて理解が深まった気もして嬉しいです。夏子さんしづさんありがとうございました。


再びしおんさんへ

しおんさん

ま、魔人?!
しおんさんのコメント見て、なんてカワイイ方♡と思ったのは私だけじゃないハズ。
ね、しづさん!

私もたった今到着したファンなので、リアルタイムで楽しみたかったというしおんさんの気持ちわかります〜。
私はアニメ→しづさんブログ→原作という変則的な入り方をしました。
原作を読む前に自分の中で理想の薪さんが存在したので、5巻に打ちのめされたのだと思います。

それでもラストを大まかに知っているので、こんな小姑みたいに昔の薪さんにネチネチ文句を言えるわけで。
私なんて根性ないので、青木くんのお姉さん一家に関するエピソードを先延ばしにして、最終巻が出た時にまとめて読もうとしているアカンタレです。
リモコン投げつけられて二ヶ月放置なんて…ちょっと想像もつきません(>_<)

多くの秘密ファンのみなさんが、毎号一喜一憂しながら、それこそ体調を崩したり他のことが手につかなくなるような状態を乗り越え支えてこられたからこそ、いま私がこうやってのほほんと楽しめるんだと思っています。
数多の先輩ファンの方々の涙と苦悩(もちろん喜びや萌え〜も沢山あったとは思いますが)に敬意と感謝を表しつつ、新規ファンとしてこれから秘密を応援していきたいです。

しおんさんが余りに純粋で可愛らしいコメントをされていたので、私も負けじと老体にムチ打ってピュアな気持ちを述べてみました。

私もしおんさんとお話できて、とてもとても楽しかったです。
コメントもらわなかったら、5巻の薪さんと向き合うことを当面放置していたと思います。
こうやってやり取りすることで、見失いかけた薪さんにまた出逢うことができました。
心からの感謝を込めて、ありがとうございました(*^^*)

新たな連載も開始されるようですし、ますます目が離せませんよね。
これからもみなさんと一緒に盛り上げていきましょうね!

しおんさんへ

しおんさん。
お返事遅くなってすみません。 ちょっくら現場であくせくしてました。 暑かったです。


> 前回の投稿に関しては、

そんな、気になさらないでください!
KYだとか言い方が悪いなんて思いませんでしたし、薪さんを全面肯定できるの、羨ましかったです。 愛だなあ、って思いました。 


> で、今回私が納得したことと新たに気づいたことなんですが。

あらやだ、しおんさんたら、
みんな同じになっちゃったらつまんないじゃん。<こら。
でも、

> そして読み返すのが辛かった5巻の薪さんが可愛く、愛しく見えます!!

しおんさんの読み返しが楽になったなら、良かったです♪

わたしの解釈は要は、何らかの形で肯定できないと自分が苦しいので! あの当時はもう、マジで薪さんに殺されると思いましたよ☆ 
わたしがみるみる痩せてくもんだから、オットが心配してねー、理由を話したらものごっつ申し訳なさそうに、「ごめん、分かんない」。 
共感されても困りますけど。(笑)



> それにしても、リモコン投げてから放置されてたって、そりゃ、読者はそこばっかり考えちゃいますよね。

どっちも自分の発言に対して、「こないだはごめんね」て謝ったりしないんですよね。
心の中ではいっぱい悔やんで謝ったんでしょうけど、表面には出なくて。 でもって、リモコン投げの後、初めて顔を合わせたのが一期一会のエレベーターでしょう? で、あの会話。
……どひゃー。(笑)


> ただ、今回、私はたいへんなことに気づいてしまいました。
> 「この時プロポーズしたのか、ふーん」

すみません、ここ、めっちゃめちゃ笑いました。
でもそうかー、結末を知ってるとそうなるかもー。

わたし、ここは何が起きてるのか解りませんでした。
だって青木さん、「好きです」も「付き合ってください」もすっ飛ばして、いきなりプロポーズですよ!? いくら女の子は弱ったところが狙い目だからって、譲って「好きです」だろ! と思いっきりツッコミ入れました。
薪さんがあんな顔してるのにまっしぐらに雪子さんに駆け寄っちゃって、きー! 3巻の誓いはどこ行ったー! とまあ、ものすごい剣幕で書き始めたものだからうちの話、青木さんがやたら苦労する作りになってます☆

読んだ順番で、読み方や感じ方って変わってくるのですね。
なるほど、最終的に青木さんがどんな答えを出すか、それを知っていれば、それこそ昔のことは、彼の未熟として愛しく思えたかも。 わたしも今読み返せば、青木さんに腹も立たないかも……? (←薪さんに対するほど寛大になれない)


> 今魔人が現れて望みを叶えてくれるって言ったら、「一時的に秘密に関する記憶を消して、まっさらな状態で初めから、雑誌の1回分毎に休憩させてゆっくり読ませてほしい」って言いたい。

あはははは!!!
それ、いいですね! わたしも消してもらおうかな♪ 初読一気読みだと、また感想が変わるかもしれません。


> だから新連載がリアルタイムで1回目から読めるのはものすごく嬉しい!

よかったですね~(^^

そんなこと言わず、感想書いてください。 みなさんと逆の解釈をしたとしても、「秘密」ってもともと人によって全然違う解釈になる話なので、ちっともヘンじゃないですよ。 

わたしもよく、見当違いの解釈をしてしまいます。
例えば8巻の、山本さんが初めて雪子さんに会うシーン。 
薪さんが雪子さんのことを褒めて、雪子さんが赤くなる場面がありますよね。 わたし、あのシーンはてっきり、
「薪さんたらまたこんな嫌味言って」「そりゃあ雪子さんも怒るよ」 という流れだと思ったんです。 だって、あんなでっかい刺し傷、見逃す監察医がいるわけないじゃん、て思って。
でも違ったんですね。 
あの時、薪さんはすでに人間的成長を遂げられた後でしたから、本心から雪子さんに歩み寄ろうとしていたんだと思います。 初読の時にはまだその考えに至ってなかったので、とんだカンチガイを……薪さん、ごめんなさい。
こういう間違いがすごく多いので、わたしレビュー書けないんです。(^^;



『パーティ』、楽しみにしていただいてたのに、先延ばしにしちゃってゴメンナサイ。

はい、今度のお話は青木さん大活躍でございます。(本当か?)
エピローグの英断のご褒美に、原作の青木さんができなかった「薪さんと一緒に明日に向かって撃て」をやらせてあげようと思って。 わたしって、やさしいでしょ?(笑)


プロフィール

しづ

Author:しづ
薪さんが大好きです。

2008年の夏から、日常のすべてが薪さんに自動変換される病に罹っております。 
未だ社会復帰が難しい状態ですが、毎日楽しいです。

しづの日誌

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おかげさまで、しづは元気で仕事してます。(10/28)
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